今週、火曜の夕方に、アリス=紗良・オットさんのリサイタルでフェスティバルホールに行ってきました。

 

彼女を生で観るのは、3回目。1回目は佐渡さんとトーンキュンストラー管弦楽団と共に、びわ湖ホールに来た時で、2回目は兵庫芸文でのリサイタルでした。で、その容姿と奏でるピアノのファンになったので、今回も足を運んだわけです。

席は前から4列目でピアノの真正面。とても見やすい位置。

 

今回のツアーは8月にリリースされた「ナイトフォール」というアルバムをフューチャーしたプログラム。

 

前回のリサイタル同様、冒頭にアリスさんがリサイタルの想いを流暢な日本語で語るところから始まりました。

ナイトフォールとは、丁度、日が暮れて夜に移る光と陰が調和して溶けあっている時間のことを言うらしく、人の心にも光と陰があると思っていて、今回のアルバムでは、それを表現しようと思ったとのこと。

抽象的な話ですが、何故か、なるほど、みたいな気持ちになったところで、演奏開始。

衣装は、黒のドレスで、いつも通り裸足。会場の照明は消灯され、ピンスポットで彼女だけを照らしてました。

 

プログラムは、

ドビュッシー:ベルガマスク組曲

 第1曲 前奏曲

 第2曲 メヌエット

 第3曲 月の光

 第4曲 パスピエ

ショパン:ノクターン

 第1番 変ロ短調 Op.9-1

 第2番 変ホ長調 Op.9-2

 第13番 ハ短調 Op.48-1

ショパン:バラード 第1番 ト短調 Op.23

 

休憩

 

ドビュッシー:夢想

サティ:グノシエンヌ 第1番

サティ:ジムノペディ 第1番

サティ:グノシエンヌ 第3番

ラヴェル:夜のガスパール

 第1曲 オンディーヌ

 第2曲 絞首台

 第3曲 スカルボ

 

随分感情を移入して、結構溜めてピアノを弾かれるように思いますが、選曲や会場の演出がそれに合っていました。

ベルガマスク組曲もノクターンも番ラードもサティの曲も綺麗なタッチで、特に弱音が美しかったです。

そして、夜のガスパールも難しい曲とのことですが、圧巻でした。

 

アンコールは、

ラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌ

 

最後まで、容姿も音綺麗でした。

会場もほぼ満席でしたが、後ろのおっさんがガサガサ音を立てるのがちょっと迷惑だった以外は、フライングの拍手もブラボーもなくストレスを感じることなく、楽しめました。