石黒 浩 『アンドロイドは人間になれるか』
文春新書
2015年12月刊


論説文の読み方を学ぶには格好の素材文ですね。

残念だったのは、この年の実際の武蔵中の入試においては、解答用紙に不備(空所穴埋めに続いて必要な語句の印刷欠落)があり、最後の大問がなんと(1)(2)ともに「全員正解」とされたことでしょう。

全員に加点された部分だけでおそらく12点以上はあるでしょうから、国語が苦手な受験生は救われたはず。本番で何が起こるか分からないものですね…。相当なかく乱要素になったことでしょう。

ちなみに、この問題、『記述問題の徹底攻略』では、練習問題2 として採用されています。

問一だけが抜粋されているので、「改題」となってますけど。

問一
「それらの技術とアンドロイドは何が違うのか」とあるが、

(1) 「それらの技術」と「アンドロイド」とはどのようなところが共通していますか。

(2) 「それらの技術」と「アンドロイド」とはどのようなところが違うのですか。


論説文を解くときには、大島さんが伝授してくれたテクニックも意識して。(前半10分だけでOKです)






↑の動画を見たあとで、最後に、「筆者の主張と考えを400字以内で要約しなさい」みたいな問いを設けると、まとめと作文のよいトレーニングになりそう。(そんなヘビーすぎる問題は本番で絶対出ないけど)

大問1題のみが出題される武蔵は、年によって、論説文と物語文のどちらが出されるか不定ですから、どちらにも対応できるような読解力が必要ですね。