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ベランダから階段を降り、沼の上に作られたウッドデッキは、始めずいぶん広い作りだと思えた。ところがだんだん人が増えてくると、片隅の方に下がらざるを得なくなった。バスで着いた人の他に、たくさんの人が集まってきたのだと、今頃になって気がついた。日本人としては平均的な身長だと思っていたが、外国に来ると大して高い方ではない。だんだん前が見えなくなってきて、写真を撮るにも手を伸ばして大体の構図で撮るしかなくなってきた。

皆が揃う頃、ガラガラと音がして、缶を引きずった自動車が着いた。新郎新婦の到着で、このあたりはアメリカの映画と同じようなシーン。

みんなの待つデッキへ、二人がゆっくりと降りてくる。天井には何も無い青空だけ。周りの背景は、緑の樹木。足元はウッドデッキに、さらに下は自然の水が漂っている。日本で結婚式場だけの披露宴に見慣れていると、とても素朴でナチュラルに見えるし、自然の多い北欧風にも見える。

緑が多いと言う点では、軽井沢でも結婚式に参加したが、ここまで青空の下ではやらなかった。古くからある教会で式を挙げ、万平や鹿島の杜辺りで披露宴と言う形が多かった。

ここには神父さんも着ていて、結婚式を挙げてきたことを報告していた、、、ようだった。通訳してくれた言葉が、良く聞き取れなかった。二人で今後の生活に対する言葉を述べ、指輪の交換はここで行われた。外国の人って、合理的でドライかなと思っていたら、言葉の途中で新郎が涙ぐんでしまい印象的だった。

ウッドデッキでの式が終わり、会場に向かう新郎新婦に皆でお米をかけ、いよいよ披露宴が始まるのだった。