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短い休日も終わりの日になり、今日の飛行機で帰らなければいけない。それでも最終便だから、暗くなるまでのんびりしていこう。

港からは島へ行く船便があるようなので、時刻を確かめる。小豆島へは、大きな船が行くようで宿の窓から目の前に見えた。しかし、便数が少ない。飛行機の時間を考えて断念。もう一つは、近くの島を回るようだ。これは一時間に一便は出ているようなので、良く晴れた今日の天気なら欠航する事もあるまい。宿から十分ほど歩いた港へ向かう。

こちらは小さな船だったが、夏休みのせいか家族連れや若者のグループがたくさん待っていた。泳ぐわけでもないのに、おじさん一人で島へ行くのは、、、何となく場違い。でも良い、めったに来ない岡山なので、瀬戸内海の島を一つでも足跡を残していこう。

船の切符を買うと、隣から良い匂いがする。地元名物、アナゴ丼だそうだ。アナゴの丸焼きも売っている。美味しそうなのだけれど、朝ごはんを食べたばかり。匂いだけを味わう。

船は出発すると、近いところから島に止まりながら進む。島に住む人にとっては、路線バスならぬ、路線船だろうか。小さいながらも、最も人口が多いと言う島で降りる。乗り越したら、降りた港で清算すればよい気軽な船だった。乗っていた時間が短かったのが、ちょっと残念。

地理もわからない島でボンヤリするが、当ても無いので進む人達にただ付いてゆく。すると、島の海水浴場に着いた。売店も海の家も無い。数十人が泳いでいるだけの、実にローカルな場所だ。海は限りなく静か。これが瀬戸内海の特徴だろうか。浜辺に木陰を見つけたので、のんびり本を読む。泳ぐわけでもないが、何となく夏休み気分。

さてお昼になり、見える範囲に食堂が無い事に気がついた。海水浴に来ている人を見ると、皆クーラーボックスを持っていて、食事や飲み物は持参しているようだ。バイクに乗ったおにいちゃんがお弁当を運んできたので聞いてみると、これは民宿の宿泊者が予約したものらしい。

民宿に泊まらない者は、予約も出来ない。島には、お好み焼きやが一軒と、商店があるだけだと言う。周りに海があり魚が泳いでいると言うのに、刺身一切れ食べさせる店も無いのか。こんな事なら、アナゴ丼を買ってくるのだった。

港の方面へ戻ると、一軒だけ商店が見つかった。食材はあっても調理は出来ない。そのまま食べられる菓子パンとビールを買い、本日の昼食となった。これは、想定外、、、<(_ _)>

船の時間にあわせて、遠回りして港へ帰ることにした。小さな山を登ると、展望台があるようだ。ビールを飲んでしまったので、のんびりと歩く。やっと頂上に着き、展望台の階段を上ると、静かな瀬戸内海が見えた。輝く太陽に、きらきら光る海。夏だなあと感じながら視線を展望台の足元に移すと、、、なぜか展望台の周りは、全部島のお墓のようで、墓石ばかりが見えた。

夏、、、お盆の季節ともいえる。