「愚痴をこぼさないようにする」だとか、
「人に迷惑をかけないようにする」だとか、
「不機嫌にならないようにする」だとか、
いわゆる、自分に課す禁止事項が、
誰にでも、ひとつやふたつはあるはずだ。
しかし、人間とは誰もがダチョウ倶楽部。
「押すな、押すな!」と言われると
どうしても押したくなるし、
「禁止、禁止!」と言えば言うほど
逆にやりたくなってしまうのが
この世の常なのである。笑
だからこそ、禁止事項を設けず、
自由に生きようぜ!
と言いたいところなのだけど…
なんかそれも違う気がしている。
なぜなら、「自分に課す禁止事項」とは
いわゆる、その人がどう生きたいかの
現れでもあるし、
何より、「なんでも
OKな世の中」って、
なんだか逆に優しくない。
だってそれって、悪いことをしても、
謝らなくていいと
言っているようなものだし、
人を傷つけても気にしなくていいと
言っているようなものだから。
じゃあ、自分に課す禁止事項と
どう付き合うべきかなのだけど、
僕はこんなふうに考えるようにしている。
「1回、禁止事項を
やってしまったなら、
2回、良いことをやる」だ。
これなら、算数的に考えたら、
この世に残るのは、
「良いこと」がひとつ余分に
残る計算になる。
それに何より、「禁止事項を
最悪やってしまってもいい」という態度は、
まるで、命綱のようなもので、
誰かと向き合ったり、何かに真剣になる上で
かなりの安心感を与えてくれるのだ。
だからこそ、
「1回、禁止事項を
やってしまったなら、
2回、良いことをやる」とは、
いわゆる禁止事項を
浄化するような
リセット法なのである。
さて、では具体的に僕がどんなふうに
このリセット法を使っているかについて。
常々、感謝すべき
シチュエーションで
「すみません」と
言いたくない!
と、僕は思っている。
例えばエレベーターにおいて、
同じ階で降りる方が
開ボタンを押して、
「お先にどうぞ」と言ってくれたとする。
そんな時、ついつい「すみません」と
言ってしまうことがある。
そんな時こそ、
「あーまた言ってしまった」と
凹むのではなく、
あのリセット法の登場!
「すみません」に対し、
2回の「ありがとう」を言うのである。
もちろん、改まって言うのではなく、
「すみません。
(あ!言っちゃった…)
ありがとうございます。
ありがとうございます」
といった具合に、
超超超小声で、控えめに。笑
たったこれだけで、この場に残るのは、
すみません1つに、ありがとう2つで、
「ありがとう」の勝利!
こんな感じで、何か「やってしまった!」と
思うことを1つやったら、
その真逆の良いことを2つやるのだ。
子供にひどいことを
ひとつ言ってしまったら、
2回、しっかり抱きしめる。
不機嫌に一度なってしまったら、
その後は二度、思いっきり笑う。
そうやって、禁止事項の浄化に成功すれば、
幸せの総量がずいぶん増えるのである。
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