★★★★自己紹介は★★★★
★★★★こちらから★★★★
これは小学4年生の頃のお話である。
同時、僕には特に仲の良い2人の友人がいた。
1人は、
いつも発想がユニークな、アイデアマン。
思い立ったら即行動のアクティブマンである。
2人と一緒に過ごす毎日は、
立ち入り禁止の森の中に秘密基地を作ったり、
悪ガキ3人組である。
はっきり言って、
3人同時に褒められる
なんてことはなかったけど、
ことは日常茶飯。笑
それでも当時の僕にとっては、
一緒にいると時間があっという間に過ぎる
最高の仲間であった。
さて、そんな3人で
仲良く過ごしていた、ある日のこと。
みんなで駄菓子屋へ行った時のことである。
ポツリとぼやいたのだ。
「あーあ、俺もお父さん欲しいな」
この一言で子どもながらに、
仲良しとは言え、悪ガキ3人組が
「家族」の話なんてするわけもなく、
この時、初めて彼の家庭の事情を
知ったのである。
そうは言っても、同時、小学4年生。
気の利いた言葉なんて思いつくわけがない。
だから僕は周囲にバレないように、
すると、アイデアマンの友人がこんな言葉を、
ちなみにその言葉で、この後3人は
爆笑に包まれることになる。
「実は俺も今、落ち込んでんだよ。
オカンに、50円しか
もらえなかったから、
欲しかったお菓子が全然、
買えなくてさ。
あーあー、俺もお菓子欲しーなー」
この一言が聞こえた後、
僕と落ち込んでいた彼は目を合わせた。
「お父さんとお菓子、
一緒にすんじゃねーよ!笑」
そりゃそうだ。
かたや欲しいものが「父親」で、
どう天秤にかけても
言葉の重みが釣り合わないのだから。
しかし、
発想豊かな彼なりの
愛だったのかなと、
今でこそ理解している。
変に場の空気を重たくしないように。
そして、何より、
「
父親がいないことは大問題かもしれない。
だけど、お前に父親がいるかどうかなんて、
俺らからしたら、駄菓子が買えないのと
一緒くらいのこととしか思ってないぜ!
これからも仲良くしよーな」
と、そんな最大級のエールとして。
友達だから、一緒に落ちこんであげたり、
一緒になって悩んであげたり、
さらには、勇気づけようとしたり。
それも「仲間」として、
最高の愛のしるしである。
しかし、仲間の悩みを、
「そんなの
たいしたことじゃねーからな」
と笑ってあげることもまた、
最高の愛のしるしではないだろうか。
現に、ひとしきり3人で爆笑した後、
落ちこんでいた彼は、なぜか僕たちに、
自分の買ったお菓子を手渡し、
「みんなで食べようぜ!」
と微笑んだ。
小学生が買ったばかりのお菓子を献上する。
その重みは、
「子ども」を経験済みのみなさんなら、
どれだけのことかお分かりだろう。
きっとあのお菓子には、
落ちこんだ彼からの
「笑い話にしてくれて、
ありがとう」
のメッセージが込められていたのだ。
↓応援よろしくお願いします↓







