25歳のわたしへ 出産編 | 5人の子どもと夫とわたしの日常。喜怒哀楽揺れる日々、言葉にならない思いを徒然なるままに。

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5人の子と、“ツレウツ”な夫と、わたし。
心の揺れ、葛藤、理想、よろこび――日常にあふれる、言葉にならない思いたちを、まるごとメモしています。
整ってないけど、うそはない。生まれたての気持ちを、そのままここに置いています。

25歳のわたしへ 出産編

 

出産おめでとう。

まさかのカタチでの出産。

 

37週に入る直前に

大学病院へ紹介となり、

まさかまさかの入院→入院翌日、37週になった日に出産した。

 

「羊水過少。お腹の中にいるよりも

外に出た方が赤ちゃんが育つ」と言われた。

 

 

こんなはずじゃなかった・・・

 

 

心の準備なんて全然できていなかった。

2、3週間はのんびり、

新婚旅行の写真の整理でもしようと思っていたのに。

 

まだ、産休入って3週間。

 

早めに出産だなんて、

有給が・・・減る。もったいない!!!

 

自分の思い描いていたことと

現実が違って戸惑ったよね。

 

損得の計算もめっちゃしたね。

 

同時に

損得とは別種の罪悪感も押し寄せた。

 

お腹の中にいる環境が悪かったせいだ。

体重コントロールしようとストイックになったせいだ。

夜勤していたせいだ。

 

わたしが

自分のことしか考えていなかったから、

赤ちゃんに負担がいった。

 

わたしのせい。。。

 

 

口からは

「仕方ない」という言葉だけを発し、

出来る限り、淡々とすごした。

 

本当はすごく心配していたし、不安だった、自分の未熟さ、不甲斐なさ・・・

感じて、心は破裂しそうだった・・・

それを

言えなかったあなたの気持ちを思うと

 

こみあげるものがあります。

 

 

口に出すと、それを認めてしまうことになり、

自分を保っている防波堤が崩れてしまいそうで・・・

だから、

誰にも言わなかったんだよね。

 

自分の中にある感情を

無視する苦しさを感じつつも

でも、

そうすることで自分のままでいられるー

 

もう、どうしたいのか、

どれが本当なのかさえ、わからなくなっていたと思う。

 

冷静なふりをしながら、分娩室に入った。

 

夫はまだ来ない・・・。

 

代わりに

両親が到着した。

 

本来は夫以外が分娩室に入ることは禁止。

でも、夜勤の時間帯で

助産師さんがいないからって

母が入ることが許可された。

 

母は

戸惑っていた(ようにみえた)

 

どう、接して良いかわからない・・・

どうしてあげたらいいのかわからない・・・

 

オロオロしていた。

 

その空気がすごく嫌だった。

 

物心ついた頃から

母はわたしをどう扱っていいのか、

わからないんだろうなとずっと感じていた。

小さな頃から、

母は私を育てるのが難しい!と感じていることも

伝わってきて、

 

育てにくい娘でごめんなさいってずっと思っていた。

 

でも、

それは大人になり、結婚したあたりからは

薄らいできたように感じていたのだけれど、

 

気のせいだったと思い知らされたんだよね。

 

苦しいー

うーーーー、あーーーー

 

叫ぶわたしの横で

母は

ただオロオロするばかり。

 

どうしていいかわからない母を見ながら、

寂しかったね。

 

母との距離を感じずにはいられなかったんだよね。

 

悔しくて、悲しくて、寂しくて・・・

 

そのとき、

知らない医師が分娩室に入ってきて、

ペラペラ喋って

「まだやなー」とかつぶやく。

 

その瞬間に切れた。

 

「あんた、だれですか?

名乗りもせずに、人の分娩に入ってきて!!

すごく嫌な気分なんですけど」

 

そう言うと、

 

医師はあなたに

「そんなえらそうな妊婦、はじめてや。

ここにいる〇〇先生より何十年も経験もある医師ですけど、

何か?」と言われた。

 

不快極まりなくて、

 

「名前くらい名乗ってください。

あなたが、何者かどんな経歴があるのかさっぱりわかりません。

担当が変わるのなら、変わるっていってもらわないと

信頼なんてできません」

 

と言った。

 

「俺がいなかったら、困る」的なことを言われたような気がする。

 

痛いし、悔しいし、

もうめちゃくちゃだった。

 

その時の母はまた、

何も言わずに、じーっとしていた。

 

「やっぱり、助けてくれない」と思った。

 

そのあと、

夫が到着して、交代した。

 

母がほっとしているのがわかった。

 

そして、わたしも

ほっとした。

 

【みたくないもの、感じたくないものを感じずに済む・・・】

と思ったんだ。

 

夫に

「頭痛い」と言うと、

すぐに首と肩のマッサージをしてくれた。

 

安堵したし、

この人しか、わたしのことわかってくれる人はいないなって思った。

 

夫が来て、10分後

長男が生まれた。

 

長男はきっと

この空間が作られるのを待っていたんだろうね。

 

【ぼくはお父さんとお母さんがつくる空気がだいすきなんだ。

 

ふたりの間に生まれてきたかったんだよ。

 

おかあさん、ひとりで抱えないで。

おかあさんの弱さも未熟さも

全部ひっくるめてお父さんは大好きだ。

お父さんは全部受け止めてくれるから。

 

ね?確認できたでしょ?】

 

 

生まれた直後の小さな小さな長男はそう言っている。

 

2286グラムの小さな体から今は38000グラムへ。

 

生まれた時の聡明さ、冷静さを持ったまま

長男は中学生になろうとしている。

 

今でも長男はいう。

「お母さんのこと、理解できるのはお父さんくらいや」ってね。

 

予想外の展開、

母との間の距離感を突きつけられて、

つらかったと思う。

ただ、

それがあったからこそ、

夫との関係のよさが引き立ったんだろうね。

荒療治っぽいけど、

ぜーんぶ、ぜんぶ、

長男の仕組んだ作戦だ。

 

僕はお父さんとお母さんの

関係がたまらなく好きで、

二人の間にいることが心地いいーってね。

 

 

わかった?