大野智久さんの投稿、響きまくりましたので、許可得て転載。


【学校教育を通じて一番伝えたいこと】

最近、いくつかの出来事から「自立」について考えることがありました。
やはりいつも思うのは。「自立=依存」という価値観の大切さです。
生徒には、ペンの例えで話をしています。

“ペンは不安定で、そのままでは立つことはできない。
しかし、いくつかの支えがあれば、ペンは立つことができる。
そして、支えがたくさんあれば、よりしっかりと立つことができる。“

人も同じです。
だから、「適切に人に頼る」ことが、「より自立する」ことにつながるのだと思います。
ただ、こう書くのは簡単ですが、実現するのはなかなか難しいものです。
そのハードルとして2つのことを考えています。

一つは、「頼ったときに助けてもらえる自分であること」です。
人に助けを求めて、適切に依存するためには、「助けてもらえる自分」である必要があります。
周囲の人間と、良い関係性を築けているかどうかが重要になります。
ここは、ヒトにおける利他的行動の進化にも関係しているように思います。

そしてもう一つは、「恥とプライドを捨てて頼ることができるかどうかということ」です。
最近ずっと考えているのは、こちらの要素です。
おそらく、ほとんどの人は、周囲に「助けて」と訴えれば、助けてくれる人がいるはずです。
しかし、実際に助けを求めようとしないことが多くあります。
その大きな原因が「恥とプライド」だと思っています。
「恥とプライド」が邪魔をして人に適切に頼れないと、危ういバランスの「自立」となり、ふとしたきっかけで「倒れてしまう」ことにもなりかねません。

『ぼく モグラ キツネ 馬』という


 

ぼく モグラ キツネ 馬

  

ぼく モグラ キツネ 馬

 


そこでの「ぼく」と「馬」と会話にこんなものがあります。

“いままでにあなたがいったなかで、いちばんゆうかんなことばは?”ぼくがたずねると、馬はこたえた。
“たすけて”
“いちばん強かったのはいつ?”
“弱さをみせることができたとき”
“たすけを求めることは、あきらめるのとはちがう”馬はいった。
“あきらめないために、そうするんだ”

ここに、「人に助けを求めること」の本質があるように思います。
「弱さを見せる強さ」をこそ、身につけてほしいと思います。
そして、それさえあれば、きっとどんな場所でもサバイブできるはずです。

でも、これって、本当に難しいものなのですね。
自分でも、思い返せば、「恥とプライド」に邪魔されて、「こんなことで人に助けを求められない」と、自分一人で何とかしようともがいて苦しんだことは数え切れませんし、今だって「恥とプライド」に邪魔をされて抱える苦しさから自由になってはいません。
でも、「助けてくれる人は、必ずいる」ということだけはいつも心に留めています。

うまく人に頼ることができず、苦しんだ友の話を聞きました。
自分も、頼ってもらえず、助けてあげることができませんでした。
「頼ってもらえる自分」でなかったことを悔やんでいます。
同時に、彼は「恥とプライド」を乗り越えることができなかったのかもしれないとも思います。
そして、それを乗り越えてくれていたらとも思います。
そんな価値観を共有できていなかったことを、本当に悔やんでいます。

学校教育では、資質・能力、コンピテンシー、非認知能力など、色々な言葉で「これからを生きていくために必要なもの」が語られています。
僕自身も、授業等を通じて、そういうものの重要性を伝えています。
そういった様々なことがある中で、たった一つ、これだけは身につけてほしいと思うことは、「恥とプライドを捨てて人に助けを求めること」です。
そして、「誰かに助けを求められたら、自分なりの仕方で助けてあげられること」です。
それさえできれば、サバイブできます。
逆に、色々な力を身につけることができたとしても、それができないととてもとても苦しい生き方になってしまいます。

「教えない授業」を展開すると、生徒からは「もっとちゃんと教えてほしい」という不満がよく出てきます。
でも、授業を「誰かに助けを求める練習の場」としてとらえてもらいたいと思っています。
そうして、教室の中での「学び合い」を経験して得られるものは、教科学力や様々な資質・能力もあると思いますが、一番は「助けを求めれば何とかなる」というマインドセットなのだと強く感じています。

自分が学校教育を通じて一番伝えたいことは、こんなにシンプルなことです。
ずっとそれを大切にしてきたつもりでしたが、あらためて「それこそが大事」と思いました。

恥とプライドを捨てて、他者に助けを求めましょう。
それは、弱さではなく、強さです。
本当に強い人は、弱さを見せられる人です。
そして、「お互い様」で助け合えたら、「誰もが生きやすい」、そんな世界につながっていくはずです。

この先、大きな後悔をしないように、自分の生き方としても大切にしていきたいですし、生徒にもこのことだけはしっかり伝えていきたいと思います。

******************

例え話が分かりやすい!


そして、恥とプライドを捨てて、助けを求める


弱さは強さになる


私もこの大切さを実感しています。


いつもできているか、、というと、

できていないときもあるけど笑い泣き


でも、そんな自分もオールOK!


私は、過去、学校教育のひとつの手法

「学び合い」の模擬授業を通して

恥とプライドを捨てて


「わかりません。教えてください」と

言うことができました。


その恥ずかしいエビソードは、

こちらの本にも書きました。


本を読んで、「学び合い」いいですね。という

ご感想をいくつもいただきました。

 

発達障害の子と親の心が軽くなる ちゃんと伝わる言葉かけ


発達障害の子と親の心が軽くなる ちゃんと伝わる言葉かけ

 

小学生のある算数の問題、出来なくてもいいや

別に使わないし~と、そのまま大人になって


まさか、使うことになるとは!ガーン

恥をさらす

プライド手放すことになるとは!笑い泣き

それを本にまで書いた私は、偉い~‼️

爆笑


では、口角上げていきましょう🎵


上げれない時があっても大丈夫!