京都の着付け教室 きものシャン
レッスン会場:烏丸御池教室 (京都市営地下鉄烏丸御池駅すぐ)
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※2024年の7月および8月のレッスン開講はございません。
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ドアノブや机類など室内のアルコール除菌、また換気も徹底しております。
講師はマクスを着用いたします。
着付けは紐を使いこなす世界
これらは染められた絹糸を組むことによって形作られるため「組紐」と呼ばれます。
いっぽうで、表に見えない紐もありますね。
これらは着物の襟元や裾をしっかりと固定するための紐で、主に 腰紐 と呼ばれます。
腰紐とは言いますが、着付けをするときには襟元を留めるときにも同じ紐が使われますし、またタオルで腰回りの補正をする際にもこの紐で留めるということをします。
着付けで腰紐が使われるタイミング
①腰回りの補正の固定
②長襦袢の襟元の固定
③着物の裾の固定
④着物の襟合わせの固定
⑤帯結びの際の仮紐として
もちろん部分的にコーリンベルトや補正の腰パッドなどで代用することはできますが、ゴム製品は伸びてくるところや、ゴム独特の匂い、また意外と紐だけの着付けよりもテクニックが必要なので、いまだに紐がスタンダードだと言えると思います。
着付け教室で道具の購入がある先に、コーリンベルトや金具のついたものなどあれこれ含まれているのには、いろんな事情がありますが、ぶっちゃけこれはビジネスです。
必ず必要なものではありませんが、
複数の生徒さん、つまりグループでのお授業であれば、一律のお道具にすることが全体の効率のためですし、自装のコースの後、だいたいの着付け学院が他装のコースを用意しておりますから、他装のコースにおいて使用することも見据えるなら揃えておかれると良いかもしれません。
当教室では、マンツーマンなので実際触って使ってみて道具が変われば手も変わるということや、紐だけの着付けって簡単なんだなと理解してもらったうえで、コーリンベルト、コーリン和装締めの良さなどを段階的に伝えています。
なお、誤解が多いですが、紐だけを使う着付けより、コーリンベルト、コーリン和装締めを使う着付けの方が慣れとテクニックが必要です。
さて、この腰紐も着付けに必要な道具のひとつ。
たかが紐と考えずに、紐を使いこなす という気持ちで学んでいくと着付けへの解像度が上がり、早く理解できます。
腰紐のいろいろ
さて 腰紐 に使われる紐には様々なタイプがございます。
当教室では、見比べていただくために色々な形状のお紐を用意しています。
モスリン腰紐
まず、いちばんスタンダードなのがコレ。
モスリンの腰紐です。柔らかく扱いやすくお値段も安いのでよく使われているタイプです。
ちなみに見た目は同じようでも、
毛100%の本モスリンもあれば、
綿モス・綿ポリのものもあります。
また毛100%はしなやかで、体温・湿度にあわせて身体に馴染みますので、正しく着付けると、身体に紐をつけているという異物感がほぼ無くなります。
当教室でももちろん常備しており、使い心地を試していただけます。
【モスリン腰紐に適した用途】
①腰回りの補正の固定
②長襦袢の襟元の固定
③着物の裾の固定
④着物の襟合わせの固定
⑤帯結びの際の仮紐として
楊柳の腰紐
楊柳(ようりゅう)の生地で作られた正絹100%の腰紐。
楊柳とは、緯糸に強撚糸を使って製織した後、生地の仕上げの段階で緯糸を縮ませて縦方向にしわ(シボ)を作った、片縮みの織物のことです。
生地幅はそれなりにありますが、非常に繊細で薄い織物なので、こちらも 身体によく馴染み、正しく着付けると、身体に紐をつけているという異物感がほぼ無くなります。
おはしょりの下にくる腰紐を想像していただければ分かりますが、表のシルエット響くようなもの、身体への馴染の悪い紐は、着付けをしていてもストレスになります。
【楊柳の腰紐に適した用途】
①腰回りの補正の固定
②長襦袢の襟元の固定
③着物の裾の固定
④着物の襟合わせの固定
⑤帯結びの際の仮紐として
ちなみに、この腰紐になるほどの薄さの楊柳の生地は、織る機屋が限られて今ではメーカーの努力によってなんとか作ってもらっている状態です。
よく考えると値段も昔(私が若い頃)より倍近く高騰しています。
それでも揺るぎないニーズには、理由があります。
使い心地を実感した人のみがわかるところなので、実際に使ってもらう機会、例えば一般の着付け教室でもレッスンに取り入れて広めればもっと売れるのでしょうが、コストの面もあり、まだまだ知る人ぞ知るアイテムかもしれません。
やはり紐一本に数千円というのは、使って実感してからでないとすぐに買おうとなりにくいでしょう。
当教室では、モスリン紐と同じく、コチラのお紐もレッスン用に常備しております。
京都は寺町四条上るの ゑり正 オリジナル商品です。
実はかなりの人気商品で、ネットショップでリリースされると即完売。
とはいえ、ゑり正さんは、私が個人的に大学生のときから通っているお店で自宅も近いため、今でもちょこちょこお店に伺います。そこである程度の入荷のタイミングがわかるので、当教室の生徒さんにはその都度ご案内させていただいています。
着物生地や木綿布の腰紐
可愛い柄がよい、ということで手作りされる人もおられるかもしれません。
しかし、着物生地や普通の布屋さんで買える木綿の布は思っている以上に厚みがあり、長襦袢の紐や着物の腰紐としては 分厚すぎる ことがあります。また身体に沿って溶け込むような柔軟性もないとなると、なかなか使いづらい点もあります。
それゆえに、使い方としては(分厚いものや固いものなどの場合)
【プリント生地などの創作腰紐に適した用途】
⑤帯結びの際の仮紐として
つまり、身体に溶け込むようなしなやかさの必要がない 仮紐として の使い方がおすすめです。
また、短時間であれば 襷掛け にも良いと思いますが、襷掛けもそれなりにフィットするものが良い場合は、おすすめしません。
そのほかの視点
つまりこのように、紐の面をしっかり着物や襦袢地などに当てる方が良いかどうかです。
タオル補正のフィット感においては、たしかに一理あると思いますが
その他については、面といっても素材や織物同士の摩擦係数の問題になってきますので、例えば滑りやすいもの、綿ポリやポリエステルなんかの腰紐を使っておられる場合、面で抑えようが大した効果は生まれません。
モスリンや正絹楊柳の腰紐については、柔軟性と摩擦の具合が優れているため、面を極端に意識しなくても問題ない場合が多いです。
おすすめしない腰紐たち
ポリの腰紐は、おすすめしません。それならコーリンベルトやゴムベルトの腰紐と伊達締めでどうにかしたい。ポリってシワになりにくく、元の形に戻ろうとする性質があります。着付けの紐には向いておりません。
あとはこういう薄地の着物生地に染めや絞り、芯の部分にポリエステルが入っているもの。
意外と表面が擦り切れるのが早いので、しょっちゅう着る方は、やはりモスリンの腰紐で良いのではないでしょうか。
絹物の創作の腰紐で比較的に使いやすかったのは、適度な薄さの襦袢生地やエルメスのスカーフを使ったものです。
変わり種
こちら、世界のいわゆるスラム街と呼ばれる地域のグラフィティの写真を腰紐1本分にたくさんプリントしたもの。
綿ブロードのような生地です。普段は仮紐として使っているので、洗濯しても干してそのままにしています。
せっかくなので久しぶりにアイロンを当てて開いてみます じゃじゃん。
すごいですよね。
このプリントの精度がよくて、腰紐としてどうかということ関係なく買いました。値札がついていなくて、2000円くらいかなと思っていたら
「夜露死苦」とかけて、4649円だと言われました 笑
お値段聞いてやっぱりやめます、は無粋ですので、笑顔で購入いたしましたけれど...。
何気にじつは、私が手持ちの腰紐の最高金額がコレですねw













