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『黒幕』で登場したタカちゃん。
ちらっと書いた悲劇が気になる方がいらっしゃるようなので・・・。
タカちゃんちは、
波平みたいな風貌のうだつのあがらない親父、
妹をいじめるしか脳のないダメ兄貴、
そして問題の46歳の、見た目も普通すぎるおばさんくさーい母親、
(ちなみに母トミコはこの時27歳、非凡すぎるヤンキーくさーい母親)
の4人で風呂無し一間のアパート暮しだった。
※小1当時である
タカちゃんちは1階の奥から2番目、
確か一番奥は暗~い浪人生が住んでいた。
ある日の事、タカちゃんちの部屋の真上に新婚さんが越して来た。
たぶん二十代半ばの二人。
これが悲劇のはじまり。
このおうち、新妻がナースで、旦那様は司法試験の浪人生。
つまりは、
旦那様は昼間は家にいる。
最初はお昼におかずの差し入れなんかしてたらしい。
タカちゃんの母親の手料理はお世辞にも美味いとは言えない。
なんたって、ハンバーグは『イシイのハンバーグ』を焼いてソースかけるだけ。
でもね、二十歳くらい年下の、ご近所さんを母ごころで見てたのかなぁ?最初は。
母トミコに言わすと、
「かーーっ!暇なんだよ、暇。あいつら(トミコは専業主婦を差別する)昼メロ見たら、夕飯の支度まで暇でしょーがないから、ろくなことしない。」
だそうで、
で、いつからか
二人はデキていた。
ある日、
タカちゃんが学校から帰ると、置き手紙で
『さがさないでください。田中さん(仮名)と幸せになります。』
と残され、
上階でも同じようなメモが残され、
二人はかけおちした。
私はこの時はじめて『かけおち』ということばを知った。
誰もが驚いた。
二十歳くらい歳の離れたオバサン
(タカちゃんの母親は、黒木瞳なんかじゃない、大沢家政婦紹介所の会長さん系だ)と
わりと可愛らしい感じの新妻
誰が考えても新妻だろーよ。
でも恋は不思議ね~。
が、しかし、
風の噂で、
タカちゃんの母親は、彼に捨てられ
『家に戻りたい』
そう手紙を書いて来て、
家族会議のすえ、
2(親父・兄貴)対1(タカちゃん)で
却下された。
その後、タカちゃんの母親がどうしたかは知らない。
私はその後転校を三度して、タカちゃんとは連絡も取らなくなり、
タカちゃんの事で最後の記憶は、
タカちゃんが交流試合でわが校に来て、
一目惚れした相手は、
超が五つくらいつくバカで
ある日、
悲愴感あふれる顔で、
『教授~、(一部に私はこう呼ばれていた)オレ変態になっちゃったかもしれない。』
そう相談してきて、
なにかと思い聞いてみると、
11PMのカバーガールをおかずに、自家発電をしていると、
昇天する直前、
カメラが切り替わり
大橋巨泉で
逝ってしまった、と。
タカちゃん、
あなたが惚れた男は、
こんなにもバカ、
限りなくバカ。