セドナ☆マジックストーリー
第3話「ベルロックの試練」-人生を信頼する-
第3話「ベルロックの試練」-人生を信頼する-
セドナの夜空には
流れ星が次々と流れていた。
2人でそれを眺めながら、
ふいにもらった知さんからの告白。
そういうことに化石状態だった私は
へぇーそういう風に思ってくれたんだ~
って嬉しい気持ちもありつつ
でも多分、セドナマジックに
かかっているんだろうと思って。
知さんは若いし、今ノリで返事をしても
日本に帰ったら急激に冷めるかも
だからもし日本に帰っても
その気持ちがあったら…と言おうと思って
返事はあとでも良いか聞いたら
「いつでも良いし、友達からでもいいし」
と言われたので
あ~!友達からでも良いって言ってる~!
お友達だ~!
って思って、返事をしないまま別れ、
その日はスーっと寝てしまった。



セドナでは、試されることが多い。
中でも「ものごとを決断する山」である
ベルロックのエネルギーは、
この人だ!という決断をして
告白した僕に対し、
どれほどその覚悟があるのかを、試してきた。
トレッキングコースの中で、
みんなで選んだのは
ロッククライマーが行くような
めちゃくちゃ険しい道。
みんなの覚悟を目の当たりしたから、
「たとえ自分がどうなっても・・・」という
覚悟を決めて、挑もうと思った。
「ぼくの使命は全員が行けるところまで
登ってもらい、
無事に地上に帰ってきてもらうこと。」
自分の決意を試されるシーンでもある。
この人のためだったら、自分は命を懸けられるのか…
けれど、自分の命をかけると決めた時
とても不思議なことに、その重さを感じなくなった。
僕はその時初めて、
自分の命よりも守らなくてはいけないものが
ある状況を、体験していた。
セドナ特有の赤い石がつめられた
金網のカゴが置いてある。
その道しるべをたどっていくと
頂上に着くことができる、
なんて話を
ベルロックに向かいながら
恵さんに話していて、
何気なく
「自分の人生にも
そんな目印があったらいいですよね~」
そんな目印があったらいいですよね~」
自分が歩む人生という道に
目印があって
安心して進むことができたら、
どんなにいいことだろう。
『自分も誰かの人生の道しるべになれたら』
そんなことを思った。



私はすっごい高所恐怖症で。
2mくらいジャンプして滑り降りないと
いけないところがあったベルロックでは、
人と助け合うこと、支え合うことを学んでいた。
知さんはずっとみんなを先導していて。
絶対人が落ちないよう、
足場が30cmしかないような所に立ったりして。
誰かバランスを崩したら、
その人を支えて自分は死ぬだろうな…
危ないから戻ろう、とも言わず、
ここはやめて…とも言わず、
身を挺してサポートしている。
自分の命を
みんなに預けている姿を見た時に
危なっかしかったけど
逆に信頼できるんだなって思った。
私自身の命も、預けられる人だって。
知さんを通して、自分の価値観を変えられた。
人を、自分を、人生を、信頼していいんだって。
そこから高所恐怖症も治って!
だけど、
それでも返事をしようとは思えず。。
自分からこう、気持ちを言ったことって
あんまりなかったし、
自分から返事します、
っていうのはどうもハードルが高かったから…
――…
そこまで思ったなら恵さん!早く返事しちゃえ恵さん!
その場にいたら、思わず
そう言ってしまいたくなる話でしたが
物事には、ベストなタイミングというのが
あるものなんですよね。
恵さんにとっての
ベストタイミングはどう訪れたのか…?
ベルロックからの試練を
乗り越えた先にそれぞれが見たものとは…?
2人の始まりの物語は、
いよいよ次回クライマックスを迎えます!
第4話「道しるべ」―セドナマジックをあなたへ―





