インスタで十干の解説をしています。
先日は、火の十干である丙と丁の記事を
アップしました。






【丙】は太陽、【丁】は火を表します。

丙はとてもパワフルで影響力があります。
世界を照らすくらいですから、
大きくてどこにいても注目されて、
よく目立つし、皆に憧れられる存在です。

対して丁は、炎です。
火が少しあったところで
世界は明るくなりません。
太陽に比べると圧倒的に弱い。

だけど人は
地球を照らし昼の時間を作ってくれる太陽よりも
暗闇の中に灯された炎の方を
ありがたがる傾向があるように思います。

太陽の力は強大すぎて、
それがなければ世界が暗闇だということを
忘れてしまうくらい、
いつも当たり前に
私たちを照らしてくれるからです。



こんな昔話を聞いたことがあります。
太陽と月はどちらが偉いかという話になり、
ある男が自信満々に言いました。

「そりゃあ月だ。
 だって月は暗い夜を照らしてくれるけど、
 太陽は明るい昼の時間に出てくるんだから
 何の役にも立ってないじゃないか」


実際のところ、私たちはこんな風に
太陽のありがたみを忘れていることが
多いのではないでしょうか。
あまりにも圧倒的な力で
地球の半分を昼間にしてくれるから、
なんだかそれが太陽の力ではないような、
世界が勝手に昼になっているような、
そんな錯覚を起こす。



丙の人が嫉妬の対象になりやすいのも
こんなところからかもしれません。
本人の努力が常軌を逸したレベルで、
その結果があまりにもすごすぎて、
傍からは個人の力だけで成し遂げたように
見えないのです。
自分のための努力をしてこなかった人ほど
丙の人の魅力や才能に嫉妬します。



一方の月は、
真っ暗闇の中で煌々と光るわけですから、
そちらの方が健気にがんばってくれているような
気がしないでもない。
なんとなく親しみやすく
近づきやすいかもしれない。





丙の人は、とにかく魅力的で目を引きます。
社交的で人が好きなので、
人間関係も広くなります。
けれど、なぜか人から距離を置かれることも
多いのではないでしょうか。
太陽はあまりにも明るく熱いので、
一定の距離以上に近づいてしまうと
その人が燃えてしまいます。

遠くまで照らせる代わりに
近づくことはできない。
それが丙の人の基本的な性質なのです。

いつもたくさんの人に囲まれている丙さんですが
本当の意味で心を近づけて
対等に付き合うことができるのは
ほんのひとにぎりの相手だけなのかもしれません。
それを本人も本能的にわかっているので、
とても寂しがりやです。

一方、丁の人は、暗い夜を照らす炎です。
火の周りには、人が集まり、
楽しく歌ったり踊ったりします。
深く心に入る話ができるのは
ぱちぱちと燃える焚火を前にした時。

炎の周りに集まる人は、
そんなに多くはありません。
けれど、その時だけの特別な空間に集まった
特別な仲間です。
心の距離もぐっと近くなります。

丁の人は、そんな風にして
周囲の人に慕われます。
人に打ち明け話をされることが多く、
面倒見がよい印象です。
心の闇を持った人が静かにやってきて、
丁の人の前で心の内を見せます。
丁さんはそれを、
うんうんと頷きながら聴いています。
そして、深い見識と優しい言葉で相手を包みます。
相手が手を伸ばして、
あったかい、と笑顔になれる距離で、伝えます。

けれど、丁もやはり火なのです。

丙よりはずっと近くに行けるけれど、
触れることはできません。
相手に寄り添うことはしても、
自分の心のうちの大切なところには
絶対に触れさせません。
それをすると相手にケガをさせるし、
自分の炎も消えてしまうからです。



同じ火の性質を持つ十干でも、
陰陽が違うとこんなにも現れ方が違います。
それでも、火であることの本質は同じなのです。

 
 

 

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