先日、祖父が心不全と言う記事を出しましたが、

結論は完全房室ブロックでした。


金曜日夜に信州の家に向かい、

翌土曜日早朝に法定相続人2号が

「やっぱり、心配だから帰るわ」

との事で独りバスにて早々に帰京。


何やら、虫の知らせならぬ、

猫ちゃんずの知らせだったような気もしますが・・・

えぇ、0030に来てご飯を食べ、

次に0400からずっといて、

こんな時間に猫ちゃんズは普段来ませんから・・・


で、それ以降眠れなくなった法定相続人は帰る事を決意



ぺんぎん・おおかみ学会


はい、こちらが深夜にやってきた、

親子3匹です。

(手前からクロちゃん、ミーシャ、ブッチィー)

撮影は早朝ですけどねぇ


で、帰宅すると本当に具合が悪そうな祖父だったので、

予め受入れ先病院を打診しておいてから、

救急車救急車で搬送したそうです。


診断は完全房室ブロックで、

カテーテルを挿入し、ペーシング開始。

脈拍数が35→72になったので、

15日(月)に心臓ペースメーカーを埋め込む作業となりました。




ダウンダウン一応、完全房室ブロックの説明を・・・ダウンダウン


第3度房室ブロック: 房室ブロックは完全である

心房と心室との間に電気的交通はなく,

P波とQRS波との間に関係は認められない(房室解離)。

心機能は接合部補充または心室補充ペースメーカーにより維持される。

ヒス束分岐部よりも上部に起源のある補充調律では,幅の狭いQRS波となり,

比較的心拍数は速く(>40/分)確実で,軽度の症状(例,疲労,体位性浮遊感,

労作不耐性)を伴う。ヒス束分岐部より下部に起源のある補充調律では,

幅の広いQRS波となり,心拍数は遅く不確実となり,

より重度の症状(例,前失神状態,失神,心不全)を生じる。

徴候には,大砲状のa波,血圧変動,および第1心音(S1)の音量の変化と

いった房室解離の徴候がある。もし補充調律低下が認められれば,

心停止による失神および突然死のリスクは高くなる。


ほとんどの患者はペースメーカーを必要とする。

もしこのブロックが抗不整脈薬に起因するならば,

薬物の中止が奏効する可能性があるが,

一時的なペーシングが必要となることもある。

急性下壁心筋梗塞に起因するブロックは通常房室結節機能不全を反映し,

アトロピンに反応するかまたは数日間で自然に消失することがある

前壁心筋梗塞に起因するブロックは通常ヒス-プルキンエ系を含む広範な心筋壊死を反映するため,速やかに経静脈的ペースメーカーを挿入するとともに必要に応じて一時的に体外式ペーシングを行う。

自然消失は起こりうるが,房室結節伝導および結節下伝導の評価を必要とする(例,電気生理学的検査,運動負荷試験,24時間心電図)。


先天性第3度房室ブロックの患者のほとんどは,

適度な心拍数を維持する接合部性補充調律を有するが,

中年になる前に恒久的ペースメーカーを必要とする。

頻度は低いが,先天性房室ブロックの患者は遅い補充調律を有し,

低年齢,恐らく乳児期でも恒久的ペースメーカーを必要とする。



要するに、

町医者が診断した”大した事の無い慢性心不全”ではなく、

危なく、終戦記念日が命日になる所でした。


しかもですよ、

仮にも”ただの慢性心不全”だとしましょう。


今まで継続的に受診をしていた

町医者では


トリパミドザイロリックという

これまた、”ただの心不全”とはかけ離れた処方が行われておりました。

ちなみに、祖父の尿酸値はノーマルね


浮腫を”水の飲み過ぎ”と言っていたらしいです。




トリパミド


概説 尿の量を増やし、血圧を下げるお薬です。
作用

【働き】

体の余分な水分を塩分とともに尿に排出します。その結果、むくみがとれて血圧も下がります。同時に心臓の負担も軽くなります。

おもに、高血圧症の治療に使用されています。血圧を適切に保つことは、将来起こるかもしれない脳卒中や心臓病、腎臓病を防ぐことにつながります。

【薬理】

尿細管での塩分と水分の再吸収を抑え、尿の量を増やします。
特徴
  • チアジド系に近い利尿薬で、作用的にもほぼ同じです。チアジド系利尿薬は、日本では処方される機会が少ないのですが、海外のいくつもの臨床試験で、寿命を延ばすことが証明されています。少量であれば副作用もほとんどなく、併用薬としても優れています。また、古くからある薬で、値段(薬価)が安いというメリットがあります。
  • チアジド系に比べ、低カリウム血症の副作用が少ないとされます。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は、医師に伝えておきましょう。
  • 服用中の薬は、医師に伝えてください。

【注意する人】

尿がまったく出ないときや急性腎不全には用いません。重い腎臓病や肝臓病のある場合も向きません。また、糖尿病や痛風を悪化させるおそれがあります。高齢の人も副作用がでやすいので、少量より開始するなど慎重に用います。

  • 適さないケース..無尿、急性腎不全。
  • 注意が必要なケース..糖尿病、痛風、腎臓病、肝臓病、高カルシウム血症、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

飲み合わせに注意する薬がたくさんあります。飲み合わせによっては、副作用がでやすくなります。服用中の薬は、市販薬もふくめ医師に報告しておきましょう。

  • 他の降圧薬と併用するときは、血圧の下がりすぎに注意します。とくにACE阻害薬という系統と併用するときは、ごく少量を用いるようにします。
  • β遮断薬との併用は、血糖値が高くなりやすいです。
  • 糖尿病の薬の作用を弱めるおそれがあります。
  • 気分安定薬のリチウム(リーマス)と併用するときは、リチウム中毒による副作用に注意が必要です。
  • 心臓の薬のジギタリス薬と併用するときは、ジギタリス中毒の副作用に十分注意します。
  • カルシウム剤やビタミンD製剤など骨の薬と併用するときは、血液中のカルシウム値の増えすぎに注意します。
  • ステロイド薬やグリチルリチン製剤、一部の漢方薬と飲み続けるときは、低カリウム血症に注意します。
  • 鎮痛薬との併用により、この薬の降圧作用が弱まる可能性があります。
  • 飲酒は控えてください。めまいや立ちくらみがでやすくなります。

【使用にあたり】
  • 決められた飲み方、服用量を守ってください。
  • ふつう、朝1回、または朝とお昼の2回に服用します。尿量が増えるので、夜の服用は避けるのが一般的です。
  • 少量(半錠~1錠)を用いて、ゆっくり血圧を下げていきます。他の降圧薬と併用することも多いです。

【検査】

血液検査を定期的に受ける必要があります。カリウム、カルシウム、血糖、尿酸値などに異常がないか調べます。

【食生活】
  • 血圧が下がり、めまいを起こすことがあります。車の運転や高所での危険な作業には十分注意してください。
  • くだものや野菜類をたくさんとるとよいでしょう。不足しがちなカリウム分が補えます。
  • 本態性高血圧症では、生活習慣の見直しも大切。減塩などの食事療法、運動療法、肥満があれば体重を落とすだけでも血圧が下がるものです。軽い高血圧であれば、薬をやめられることもあります。できたら簡易血圧計で自宅で血圧測定をおこない、適切に血圧がコントロールされているかチェックすることをおすすめします。
効能 本態性高血圧症。
用法 トリパミドとして、通常成人、1回15mg(1錠)を1日1~2回(朝食後又は朝・昼食後)経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。





ザイロリック



概説 尿酸を減らすお薬です。痛風や高尿酸血症の治療に用います。
作用

【働き】

血液中の尿酸値が高いことを「高尿酸血症」といいます。目安は血中尿酸値が7.0mg/dLを超える場合です。痛風(急性関節炎)は、そのような状態で起こります。関節にたまった尿酸が結晶となり悪さをするのが原因です。

このお薬は、尿酸降下薬です。尿酸の生合成をおさえ、体内の尿酸を減らします。したがって、「尿酸産生過剰型」の人により適します。尿に排出される尿酸が減少するので、尿路結石を合併している人にも向きます。適応症は、痛風関節炎や痛風結節、あるいは高尿酸血症です。

【薬理】

尿酸は体内で、核酸からプリン体、ヒポキサンチン、さらにキサンチンを経て生成されます。この過程のうち、ヒポキサンチンから尿酸への代謝に重要な役目をするのがキサンチンオキシダーゼという酵素です。

このお薬は、そのキサンチンオキシダーゼの働きをじゃますることで尿酸をできにくくします。結果として血中や尿中の尿酸値が低下するわけです。このような作用からキサンチンオキシダーゼ阻害薬と呼ばれています。
特徴
  • 代表的な尿酸降下薬(尿酸生成抑制薬)です。薬理作用からは、キサンチンオキシダーゼ阻害薬に分類されます。標準薬として古くから、痛風や高尿酸血症の治療に広く用いられています。
  • おもに腎臓から排泄されます。このため、腎機能に応じた用量調節をおこなう必要があります。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 今までに、薬で過敏症状やアレルギーを起こしたことのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 服用中の薬を医師に教えてください。飲み合わせに注意する薬がたくさんあります。
  • 妊娠中や、その可能性のある人は申し出てください。
  • 副作用や注意点についてよく説明を受けておきましょう。

【注意する人】
  • 腎臓の悪い人や高齢の人では、薬の排泄が遅れがちです。用量を少な目にするなど慎重に用いる必要があります。
  • 肝臓の悪い人は、定期的に肝機能検査を受けるようにします。

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • 白血病の薬のメルカプトプリン(ロイケリン)と免疫抑制薬のアザチオプリン(イムラン)の代謝を強く阻害する性質があります。併用する場合は、それらの量を1/3~1/4に減量しなければなりません。そうしないと、副作用が強まり危険です。
  • そのほかにも、いろいろな薬の代謝を妨げる可能性があります。たとえば、喘息の薬のテオフィリン(テオドール)、抗凝血薬のワルファリン(ワーファリン)、免疫抑制薬のシクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)、抗けいれん薬のフェニトイン(アレビアチン、ヒダントール)、エイズの薬のジダノシン(ヴァイデックス)・・。これらといっしょに飲む場合は、その服用量を減量するなど慎重に用います。
  • 飲酒は控えてください。アルコールは痛風によくありませんし、この薬の効果にもマイナスです。

【使用にあたり】
  • 症状によって、飲む量や飲み方が異なります。とくに腎臓病のある人は、少な目になることがあります。指示どおりに正しくお飲みください。コップ1杯以上の十分な水で服用しましょう。
  • ふつう、1日100mgくらいで始め、徐々に増量していきます。不意な痛風発作を避けるため、ゆっくりと尿酸値を下げていくことが重要なのです。
  • 予防薬ですので、発作の有る無しにかかわらず、毎日規則正しく服用する必要があります。発作時に、急に飲みはじめても効果はなく、かえって症状が悪化してしまいます。痛風発作に対しては、他の鎮痛消炎薬やコルヒチンを頓服します。

【検査】

定期的に、血中尿酸値や副作用の検査をおこなうようにします。

【食生活】
  • 水分を多目にとるようにしましょう。尿量を増やし、尿酸結石を防ぐために大事です。大人で1日の尿量が2L以上になるようにします(心臓病などで水分制限している場合は別)。
  • 食生活の改善も大切。プリン体を多く含む肉類やビールはほどほどにし、バランスのよい食事を心がけましょう。
  • 肥満の人は、ゆっくり減量します。運動もよいのですが、急な激しい運動は発作のもとです。

【備考】

「風があたるだけでも痛い」といわれる痛風。はじめての痛風発作(急性関節炎)は、尿酸の結晶ができやすい足の親指に多発します。夜間に突然発症することが多く、激しい痛みと腫れが2~3日続きます。ちなみに、患者さんの98~99%は男性です。痛風を放置すると、関節が変形したり、腎臓など内臓にも悪い影響がでてきます。関節炎を頻発する場合は、アロプリノール(この薬)やフェブキソスタット(フェブリク)、またはベンズブロマロン(ユリノーム)などで血液中の尿酸値を十分に下げておく必要があります。
効能 下記の場合における高尿酸血症の是正
  • 痛風、高尿酸血症を伴う高血圧症
用法 通常、成人はアロプリノールとして1日量200~300mgを2~3回に分けて食後に経口服用する。年齢、症状により適宜増減する。
  • 注意:血中尿酸値を測定しながら投与し、治療初期1週間は1日100mg投与が望ましい。



このかかりつけの町医者ですが、

前々から変な診断、処方ばかりを行うんですよねぇ。

それでも、意外と患者さんが集まる・・・

不思議すぎます、不思議すぎて言葉になりません・・・叫び



完全房室ブロックを聴診、心電図で見分けられないというのは、

世紀の誤診の類です。


もぅ、医師免許は返納した方が良いかもしれませんねぇ。

その方が国民利益の為です・・・


外科医はメスと言う武器を持っている為、

傲慢になりやすいが・・・(全ての医師がそんな事ではないですよぉ)

内科医で傲慢、横柄なのは手に負えぬ。



そんなこんなで、どこまで書いたっけ!?



そうそう、僕タンは15日(月)に法定相続人1号と、緊急帰京です。

このUターン渋滞の中を・・・

僕タンは21日(日)までいるつもりだったんですけどねぇ。


急いで帰って来てもする事は無いですけど・・・

(`ε´)


まぁ、その足で入院先の病院に行きましたけどねぇ~

ペーシングをしているので、元気そうです。

そりゃそうですわ。






で、15日(月)に”心臓ペースメーカー埋め込み作業”が

行われ、18日(木)に退院するのでしょうねぇ。

早いですねぇ~・・・



それにしても、11日(木)の夕食後、

食事を終えて、2階に上がって行った僕タンが知らぬ所で、

祖父が法定相続人1号に

「脈拍が32しかないんだよ・・・」

と話したそうです・・・

知らんがな、そげんな話し・・・

えっ!?

僕タンは血圧が200以上あったのに、

180まで下がったし、脈拍数も56程度あるって聞いていたのに・・・


確かに、心不全での徐脈ははてなマークはてなマークはてなマークですが、

町医者で心電図をとったんだもんねぇ~。

まさか、心房ブロックを見逃すとはねぇ~

看護師さんや臨床検査技師さんだって分かりますよ!!!!


心電図は見ておりませんが、

この徐脈の時点で僕タンが気付けば良かったのですが・・・

ごめんなさい、苦しませて・・・



今回はプロフの好きな言葉にも書かせて頂いてますが、


臨床の世界は小さな奇跡に溢れている・・・


奇跡を掴んだのかもしれません。

搬送先の病院に良い医師がいて良かった×2

法定相続人2号がとっとと帰って良かった×2



そんなこんなで、

セカンドオピニオンだかが流行っているようですが、

まぁ、そういった類の事をしても良いかもしれませんねぇ。

(平素、あまりセカンドオピニオンには否定的な青年)

だって、意見が分かれた場合、

患者さんはどちらの意見を選択しますのはてなマークはてなマーク


オピニオン・・・

高校時代にゴルフ場のレストランで、

オニオンライスと思って注文したら、

オニオンスライスが出て来ましたけど・・・

メニューメニューは正確に読みましょう





長野県警管内

先週分を貼っておきましょう


8月7日 川上村
男山
18歳 男性
無事救出 単独で登山中、道に迷い救助要請
8月7日 八ヶ岳連峰
美濃戸中山
71歳 女性
無事救出 単独で登山中、道に迷い救助要請
8月8日 中央アルプス
空木岳
68歳 男性
無事救出 4人パーティで登山中、疲労により行動不能となり救助要請
8月8日 御嶽山 33歳 男性
死亡 下山途中に道に迷い、足を滑らせ滑落
8月9日 北アルプス
奧穂高岳
66歳 女性
負傷 下山中、足を滑らせ転倒後、滑落
8月9日 北アルプス
前穂高岳
42歳 女性
無事救出 下山中、疲労のため行動不能となり救助要請
8月10日 北アルプス
北穂高岳
54歳 女性
負傷

2人パーティで岩場を登はん中、ロープの摩擦で落石が発生、

負傷

8月10日 中央アルプス
宝剣岳
73歳 男性
負傷 2人パーティで登山中、バランスを崩し転倒、負傷
8月10日 八ヶ岳連峰
横岳
49歳 男性
死亡

単独登山中に、横岳直下200メートルにおいて、

滑落死亡しているのを確認

8月10日 北アルプス
槍沢
66歳 男性
負傷 単独で下山中、足を滑らせ転倒負傷
8月12日 北アルプス
白馬大雪渓
70歳 男性
負傷 2人で下山中、落石が足にあたり負傷
8月13日 王滝村
小秀山
52歳 男性
負傷 4人パーティで、沢登り中足を滑らせ、転落負傷
8月14日 北アルプス
白馬鑓ヶ岳
70歳 男性
負傷 単独で下山中、足を滑らせ転倒負傷
8月14日 豊丘村
鬼面山
54歳 男性
無事救出 単独で登山中、道に迷い救助要請
8月14日 北アルプス
槍~穂高
54歳 男性
行方不明 単独登山中に、行方不明




よくテレビで手術前に家族が患者さんに

「頑張ってね」と目をウルウルさせながら手を握るシーンが

ありますが、

頑張るのは執刀医ですので、えぇ。