ダンボールの山に囲まれてるが無事に引っ越せた

娘も一緒だ

親友は帰っていった

娘は、きれいなマンションだね!と見て回っている

状況がわかっているのかわかっていないのか

一階がスーパーなので便利だ

今夜はお惣菜で済ませた


あらかじめスマホをもう一台契約しておいた

実家の親、兄夫婦、親友、私の大切な人間には前もって新しい番号を伝えてある

使用していたスマホは家を出ると同時に電源を落とした


さて、妻子が突然消えた家に帰宅した夫はさぞ慌てふためくであろう

電話をかけてくるのは間違いない

でももう話すことはない

弁護士にまかせよう


娘と2人の夜

娘は寝息をたてている


夫に会いたい

何も知らないふりをしてあの家に残った方が良かったのだろうか

夫への想いが溢れてきて涙が止まらない

あんなクソ男、捨ててやる!

そう思ってるのに、夫が恋しい

私たちは間違いなく愛し合って結婚したのにどうしてこうなってしまっているんだろう

誰が想像しただろう

この人となら一生共に生きれる

そう思って結婚したのに

疑うことなんかしなかった

ただただ涙が止まらない