20年程前の当時のアヤワスカ日記より①
昔のUSBデータを整理していると、初めてアヤワスカを飲んだ当時の感想を日記にしているファイルが出てきた。
アヤワスカの感動を小説にしたいと思っていたのか、ファイル名は「アヤワスカの小説原稿」となっていた。
なにぶん20年以上前のことで、自分のアヤワスカの理解不足や表現の稚拙さに苦笑しながら読み直していた。
もちろんYoutubeもなければ、ネットではアヤワスカの情報はほとんど見つけられなかった時代だ。しかし、若い当時の自分の頭の中を垣間見られるのは面白い。
そして、来月コロンビアのリトリートで、初めてアヤワスカに臨む参加者の皆様へのはなむけにもなるかと思い、いくつかここで当時の日記を原文のままに掲載してみようと思う。
アヤワスカ
アヤワスカは、古代、特に南米地方を中心に活躍していたシャーマンたちが用いた、薬草の一種と言われている。ケチュア語で、「死者の蔓」という意味の、幻覚誘発性植物のことだ。アマゾン地方に自生している蔓科の植物の一部を調合したもので、その調合比率は秘伝になっており、シャーマンが一子相伝で伝えていると言う。まる一晩かけて、これら複数の植物を煮出し、黒みがかった紫色の液体、アヤワスカが生まれる。
アヤワスカには、幻覚剤に使用されるDMT(ジメチルトリプタミン)が含まれていることが既に明らかになっており、一部のドラッグマニアも、アヤワスカを求めて南米にやってくるそうだ。しかし、アヤワスカには依存性や中毒性がなく、しかもその効果は、LSDのおよそ100倍という説もある。ちなみに、ノーベル化学賞を受賞したキャリー・マリスは、LSDを使い、学問上の大切な発見をなしたことを自ら認めている。
また南米、北米では、ペヨーテやサン・ペドロと呼ばれるメスカリンの含有されたサボテンを、シャーマンたちが今でも使っている。村人から、例えば家庭の問題や病気の治療法などを相談されるとき、このアヤワスカやマッシュルームを用いている。これら幻覚性植物を摂取し、儀式を行い、異次元の存在や森の精霊たちと交信をし、問題解決のヒントを得るそうだ。実際に、医者から見放された難病が、アヤワスカで一発で寛解されたケースもあるという。
テレンス・マッケナは、アヤワスカを始めとした幻覚性植物を、「人間精神の深奥を探るための重要な道具」、「アマゾンとシャーマニズムと幻覚剤に出合ったことによって、それらが人間に救いをもたらす重要性を持っていると確信するようになった」、「アヤフアスカ(原文ママ)は今日に至るまでずっと、南米の山岳雨林地帯に住む多くの部族民の精神生活の一部を構成してきたものである。アマゾン流域への入植者もまたアヤフアスカを受け入れ、治癒を促進するためにその幻覚作用を利用するという、独自の民族植物学的医療システムを作り出すに至った」と書いている。
また、意識研究家のエハン・デラヴィ氏は、著書の中でアヤワスカをこう評している。
「世界の主要な宗教の本質にはシャーマニズムが存在し、イエス・キリストもモハメッドもシャーマン的な経験をしています。ほとんどの宗教の教祖といわれる人は、多次元にコンタクトしたシャーマンだったのです。シャーマンは、多次元を探索する達人です。彼らは、アヤワスカのような”聖なる植物”の力を借りて、5次元にコンタクトして、そこで必要な情報にアクセスします。適性のある人なら、彼らと同じように5次元の扉を開けることができるのです。」
こうして、私のアヤワスカへの興味は、ますます掻き立てられていった。
つづく…


