アヤワスカを始めとした、メディスン・セレモニーの一つの登竜門は、嘔吐
嘔吐が苦手で、LSD(日本では違法)やチャンガ(吸うタイプの一種のアヤワスカ、日本では違法)を好む人も多いが、それらで嘔吐が起きる場合もある
当会では、特にタバコ茶(日本では合法)で嘔吐による浄化を勧めているが、このタバコ茶が怖いという人が多々いる
確かにこの薬草茶は取り扱いが難しいが、これまでたくさんの方々に飲んでもらった
ほとんどが女性というのも面白い。やはり女性のほうが強いのだろう(笑)
しかしそれでも、飲む前の嘔吐への恐怖感を語る人が多い
日本人修行者のなかでは、おそらく日本一浴びるほど飲んでいると自認する私も、未だに恐怖感はある
この恐怖感は、未知なる世界に旅立つ恐れと不安でもあるのだろう
タバコはまた、死と再生を担う、まさに教育的な植物でもある
言うなれば、タバコを口にする恐怖とは、死への恐怖でもあるのだろう
そして同時に、自分のエゴと向き合う恐れでもあると、体が知っているようだ
新しい自分に生まれ変わるには、古い自分に死を告げなければならない
だからエゴはそれに必死に抵抗しようとする
エゴのない世界に死は存在しないので、死が存在するエゴの世界から出ようとすると、エゴは恐れを発して我々を今いる自分に留めようとする
「今のままでいいじゃないか~、そのほうが楽だよ~」と袖を引っ張って、前に進もうとする我々に囁く
しかし、出産時の産みの苦しみと同じく、多くのメディスン・セレモニーに嘔吐は避けて通れない。そして産みの苦しみを遂げた先には、新しい命の誕生が待っている
今日もタバコ茶を祭壇に捧げ、一気に飲み干す
「Salud(サルー=乾杯)!」
