【グロ】このマンガが惨い【これはひどい】
他人を批判するのはあまり気分のよいことではない。なるべくしたくはないのだが、あまりにきついものを読んでしまったのでここにメモしておく。
それは、マンガ雑誌『主任がゆく!スペシャルVol.14』に、巻中カラーで掲載されているNYAN【看護学生のないしょ】である。
コゲどんぼを彷彿とさせる萌え系のかわいらしい絵で描かれたこの「看護学生のないしょ」は、まずはじめに数人の看護学生が“看護学生らしい制服について”雑談している。
看護らしさのギャグ表現として、登場人物たちはリボンの代わりに駆血帯(採血の際に腕にまかれるゴム管のこと)を結んでみたり、点滴のボトルを首からさげてみたりする。
そこまではリアルでこそないが、ふつうのギャグ漫画である。
だがそこに、
「教授がいいもんかしてくれたよ」
と、ビン詰めの胎児を持った(初登場の場面では、ビンを頭上に投げさえしている!)看護学生が登場し、ふんいきは一変する。
彼女たちはキャーキャーとさわぎ、それは(胎児を制服につけるのは)ちょっと…という結論に達し、次の話題にうつる。
「かわいいのに」と、最初に胎児の遺体をルンルンで持ってきた看護学生だけは不満げに描かれている。
私が気になるのは次の点である。
・モラルの問題
胎児のビン詰め(おそらくホルマリン標本、要するに死体)を頭上に投げたりしてもて遊ぶ描写が不快。
仮にも医療の道を志す設定の看護学生が、このような行動を本当にしたら、学校側から処分の対象になる。マンガ上、萌え絵ゆえに胎児もハートマークを飛ばしてしゃべるなど演出しているが、この場面をリアルに描いていたら、読者は血の気が引くだろう。
・虚構と現実のギャップ
マンガでは胎児標本を教授がかしてくれたということになっているが、正当なる理由なく一学生に遺体標本を貸し出すことは、まずない。
また、作中で胎児のことを「とれたてのほやほや」であると言っているが、これを信じるならば、教授が中絶手術直後に遺体を一看護学生に貸与したことになり、そんなシチュエーションはますますありえない。
遺族の許可があればありうるかもしれないが、手術を受けた母体の麻酔はすぐにはさめないし、看護学生の井戸端会議に我が子の遺体を貸し出そうというとんきょうな遺族がいるはずもない。
・マンガと著者のスタンス
ホラーマンガとしか思えない荒唐無稽な内容の看護学校マンガだが、著者は元看護師であるという。
元看護師ならば、こんな状況がありえないとよく知っているはず。
なのに、なぜこのようなマンガを描いたのだろう。
悪趣味を笑いに転じるブラックギャグのつもりなのだろうか?
私にはちっとも笑えないし、理解できないのだが。
マンガが荒唐無稽なくらいで目くじら立てるなよ、だからこそマンガなんだし…という意見もあるだろう。
それでも、私はこのマンガに対する嫌悪感を止めることができなかった。
カラーであるし、このマンガには人気があるのだろう。だが、可愛い絵と裏腹に、冷えびえとした感覚だけが残った。
他人を批判するのはあまり気分のよいことではない。なるべくしたくはないのだが、あまりにきついものを読んでしまったのでここにメモしておく。
それは、マンガ雑誌『主任がゆく!スペシャルVol.14』に、巻中カラーで掲載されているNYAN【看護学生のないしょ】である。
コゲどんぼを彷彿とさせる萌え系のかわいらしい絵で描かれたこの「看護学生のないしょ」は、まずはじめに数人の看護学生が“看護学生らしい制服について”雑談している。
看護らしさのギャグ表現として、登場人物たちはリボンの代わりに駆血帯(採血の際に腕にまかれるゴム管のこと)を結んでみたり、点滴のボトルを首からさげてみたりする。
そこまではリアルでこそないが、ふつうのギャグ漫画である。
だがそこに、
「教授がいいもんかしてくれたよ」
と、ビン詰めの胎児を持った(初登場の場面では、ビンを頭上に投げさえしている!)看護学生が登場し、ふんいきは一変する。
彼女たちはキャーキャーとさわぎ、それは(胎児を制服につけるのは)ちょっと…という結論に達し、次の話題にうつる。
「かわいいのに」と、最初に胎児の遺体をルンルンで持ってきた看護学生だけは不満げに描かれている。
私が気になるのは次の点である。
・モラルの問題
胎児のビン詰め(おそらくホルマリン標本、要するに死体)を頭上に投げたりしてもて遊ぶ描写が不快。
仮にも医療の道を志す設定の看護学生が、このような行動を本当にしたら、学校側から処分の対象になる。マンガ上、萌え絵ゆえに胎児もハートマークを飛ばしてしゃべるなど演出しているが、この場面をリアルに描いていたら、読者は血の気が引くだろう。
・虚構と現実のギャップ
マンガでは胎児標本を教授がかしてくれたということになっているが、正当なる理由なく一学生に遺体標本を貸し出すことは、まずない。
また、作中で胎児のことを「とれたてのほやほや」であると言っているが、これを信じるならば、教授が中絶手術直後に遺体を一看護学生に貸与したことになり、そんなシチュエーションはますますありえない。
遺族の許可があればありうるかもしれないが、手術を受けた母体の麻酔はすぐにはさめないし、看護学生の井戸端会議に我が子の遺体を貸し出そうというとんきょうな遺族がいるはずもない。
・マンガと著者のスタンス
ホラーマンガとしか思えない荒唐無稽な内容の看護学校マンガだが、著者は元看護師であるという。
元看護師ならば、こんな状況がありえないとよく知っているはず。
なのに、なぜこのようなマンガを描いたのだろう。
悪趣味を笑いに転じるブラックギャグのつもりなのだろうか?
私にはちっとも笑えないし、理解できないのだが。
マンガが荒唐無稽なくらいで目くじら立てるなよ、だからこそマンガなんだし…という意見もあるだろう。
それでも、私はこのマンガに対する嫌悪感を止めることができなかった。
カラーであるし、このマンガには人気があるのだろう。だが、可愛い絵と裏腹に、冷えびえとした感覚だけが残った。