産婦人科実習、教授外来にマンツーマンでつかせていただいた

医学生の私。


いや~、マンツーマンですよ教授と!


緊張するやらうれしいやら…だったんですけれど。



いざ、外来スタート。


産婦人科では、患者さんに下着をとっていただき、

カーテンごしに医師が所見を診ることになる。



すると教授、


「この方は経産婦かな?

わかる?J先生」


と私に問うてくるではないか。



患者さんの前なので、

たとえ医学部生であっても


呼び名は「○○先生」なのであります


患者さんの前に、医療の場に白衣で出るというのはそういうこと…



病棟実習の時には、

すでに産婦人科の講義や学科試験は終了しているので、

必死で脳内知識を検索する。



「経産婦です」


「なぜ?」


「子宮口が線状になっているからです」


「そうね」


そして次の患者さんが来られると、


「J先生、所見は?」


「バイコーヌスだと思います」



そんな感じで、息をつく間もなく


次から次へと繰り出される試問!





そう、教授外来おつきというのは


午前中いっぱい

マンツーマンで試問地獄


だったのであるっ!




産婦人科知識、フル動員。



昼過ぎまで、教授のマシンガン試問は続いた。



正規試験の口頭試問より

しんどいわ。


だって試問だったら

班ごとだから、


医学生5ドクター1

ですもん…


マンツーマンでは逃げ場なし。




幸か不幸か、

自分が生理不順だったりとか卵巣のう腫経験者であったり

したこともあって、婦人科方面は必死に勉強したので

記憶ストックを探り出し、かなり答えることが出来た。


2問ばかり、答えられない質問もあったけれど…。





しかし、すね毛の濃い目な女性患者さんに

PCO(ホルモン分泌の関係で、多毛症というむだ毛が濃くなる

症状が出たりする)疑いの診断がついたときは、


私青ざめました。


なぜなら、私も処理しなければ、その患者さんとそんなに変わらぬ

立派なむだ毛が生えてくるから…


うちの母も、そんなもんだったけれど…



どこまでが病的な多毛といえるのか、見極めが難しいと

思ったことです…。



午前中いっぱいの試問実習が終了すると、教授はなんと

私を婦人科に勧誘してくださったのである…。

(つづく)