赤えんぴつ…というか、朱色の色えんぴつで
殴り書きされたメモが、父からの手紙に同封されていた。

書かれてたのは、
(~~、部分は判読不能)




「~~~わからないなんて」

やはり頭がおかしいのか




って……。


わ、私のこと…?!



父にだけは言われたく、ないよ。


どうやら、
これだけ手紙をせっせと書いて親の愛情を示してるのに、
私がかたくなな態度のままなのがお気に召さないらしい。


親の愛がわからない=頭がおかしいのか


ということ、なのか?!!







新井 理恵
×(ペケ) (7)

「×-ペケ-」というギャグマンガがあって、

「こいつにだけは言われたくないという相手ほど
物を言うので気をつけよう」


みたいなことが作者の一言として書いてあったんだけど、
それを実感してしまった出来事だった…。


Tくんも読んだのだけれど、

このメモ…やはり 判読不能


「自分の気持ちをこうやってメモするのは
わからんでもない。
でも、それをワープロ打ちの手紙に
同封してくるっていうのが、わからないよね」


…と、Tくんもあきれ顔の、父のメモだった…。


これからしばらく、父の手紙はなりをひそめている。



いつまで続くかこの平和。