なぜ父にバイト先がばれたのか


…やはり、Tくんのご両親からきいていたらしい。

私とTくんのご両親とが不仲でなかった時代に、

「どこでバイトしているの、
月収はいくら」


ときかれて、正直に答えてしまったのね。



それでは漏れても仕方ない。

でも、その当時は近未来に父親がご両親をだきこんで
私と対立関係になるなんて、予想もしていなかったからなぁ。

父がバイト先を襲撃した時点では、ご両親も父の言動の
豹変ぶりに驚愕して、父との関係を断っていたはずだが。

そのへんは父のこと、抜け目なく入手しておいたのだろう。



いろいろ、仕方ないことだ…。

住居は結婚したからTくんと共同、だからご両親は
「Tに迷惑にならぬようにしてくれ」
と最後に父にくぎをさしてくれたらしい。

だから、住居ではなくバイト先に来たのかも。
バイト先なら、Tくんに迷惑ではないとふんで。

この時点では、Tくんのご両親の言いつけを守っているわけだな、
父。

でも、

「無理に娘さんに
会わない方がよい」


と言ってくれていたらしき、M.S.医師のことはもう無視か。

父はあれだけM.S.医師にかかれと言っていたのに、
もうなかったことになっている。


まったくもって不思議。
たぶん、父の喜ぶことをM.S.医師が言ってくれない
ので、見限ったのであろう。


…Tくんと、父が置いていったお金どうする?
という話になり…

送り返したいところだが、以前贈り物を送り返したら
父が活性化して手紙やFAXやらが激しくとどいて閉口した
ことがあった。

…それは避けたい…


そこで、図書券も金券屋で換金し、私名義の
大学学費ローン返済口座
に全額入金することにした。


封筒を渡したことで、父もしばらくは満足してくれるのでは…
これで一応の一件落着?
と思われたのだが。

(つづく)