バイト先に行く途中で、ベンチに座る父に似た人を発見。
念のため遠回りしようとしたとたん、


「J~っ」

その男が立ち上がり私の名を叫んだ。



…父だ!父決定!!!

逃げる私。


だが、仕事の休憩時間(けっこうある)に読むつもりで
持ってきたハードカバー本4冊と、

同じく休み時間に飲もうと持ってきた
ペットボトル500mlが悲しいくらい重い。



…身軽だったとしても私、

100m走の記録が19秒7(超遅)なのだが!!




そして、交差点なので車が激しく行き交い、
逃げ場が制限されている。

繁華街の商店街ゆえ人通りも多く、

逃げ切れない!


早々に追い付かれてしまった。

ええい車だって人が出て行けば止まるはず!!

と父に追い付かれるくらいならば…

と道路に飛び出そうとするが、


「Jちゃん、危ないよぉ」

と…




父に袖をつかまれた


ザーっと、血の気がひいていく私。イヤすぎて。
万事休す…

(つづく)