××内科の教授(男性)とお食事会に向かうわれわれ。

なにしろでっかい外車に乗っておられるような方ですよ。

どんないいものを食わせてくれるんでしょう(じゅるっ


着いた先は…

大学病院近所のビルの和食屋…

まあ、お忙しいから近場でネ…



何を食べたかあんまり覚えていないのは、
あんまり好みの味付けじゃなかったので記憶から消去した
なんてこともあるだろうけど、教授のお話が楽しかったんで
そちらの強烈さに料理がかすんじゃったんだろうと思う。


教授のお話とは…




受験の面接についてであった。

その年に入学を希望した学生の中で、忘れ得ない人がいると
いうのである。



医学部面接で定番の質問といえば


「医者になりたい理由は?」


という質問であろう。


それにその学生はこう答えたという。


「医者になりたいわけではありません。
 医学部卒の作家になりたいのです。」




確かに、木々高太郎のように
医師にして小説家という人はいらっしゃる。

他にも渡辺淳一など売れっ子作家もおられるし、
小説ではなくエッセイであれば多くの才能が医学界から
開花している。



そこで教授は悩んでいるとおっしゃるのだった。

「医者をしながら、作家もやりたいというならわかるよ。
 でも最初から医学部出の作家を目指すというのはね。
 ぼくらは医者をつくっていきたいわけだから、
 どうしたものか…」



う~ん、難しい問題。

その学生の合否を私は知らないが、いつの日か
医学部卒作家が出版界をにぎわせたらその人かもしれないと
思うのだった…。

面接で明らかに自分に不利な本音を
いっちゃうなんて、すごく正直な人だと思ったよ私は…。