こんばんは。
月曜日の夜ですね。
三連休の最終日。
みなさま、いかがお過ごしでしたか?
私はゴルフレッスン三昧でした。
さて、今夜は薬剤師として感じた日常のことを。
薬剤師向けのお話です。
先日、高齢の患者さんとやりとりをしていたときのことです。
ちなみに高齢と聞いてどの年代を思い浮かべました?
60代?
70代?
80代?
私の勤務先で60代、70代は十分「若い」分類ですよ(笑)
話を戻します。
その患者さんにお薬を渡したとき
「こんなに薬に頼って生きているのがつらい」
と、コトバをもらされました。
「そんなこと言わず、お元気な顔を見せに来てくださいな」
と、私は答えました。
その間にアタマの中では
「こんなに薬に頼って生きているのがつらい」
というコトバがどうして生まれてきたのか考えを巡らせます。
例えば
・家族を亡くすなどのライフイベントに変化があったのか?
・今までできていたこと(歩行、食事、排泄など)で、なにか失敗し、自信を無くしているのか?
・薬の副作用でうつ状態になったのか?
・最近飲み始めた薬があるか?
・薬をちゃんと飲んでいるのに効果が感じられていないのか?
・病状の悪化などがあるのか?
など、さまざまな可能性を考えます。
だからと言って、一度にたくさんの質問を矢継ぎ早にぶつけるわけにはいかないので、お話しを重ねながら少しずつ探っていきます。
この患者さんに限らず、普段はそうやりとりをすることが多いんです。
でも先日、別のまなざしを見つけまして。
「こんなに薬に頼って生きているのがつらい」
ということは
何かや誰かに頼って生きてこなかったのではないか?
だからお薬に頼ることに抵抗があるのではないか?
と思い浮かびます。
そこから
「お薬に頼ることはだめなことですか?」とか
「お薬に頼ってみてくださいませんか?」とか
かけられそうなコトバが浮かびます。
でもその先がある!!
頼らず生きてきた。
つまり
今まで一人でがんばって来られた
ってことではないかと思ったんですね。
だからまずそこを
「今までがんばってこられたんですね」
とねぎらってみたらどうかと思ったんです。
肯定しちゃう。
全肯定。
病気を治したい。
楽になってほしい。
そんな思いがあるので
つい
わるいこと
できてないこと
足りないこと
に目がいきがちになります。
ダメ出しが多くなっちゃうんですね。
でも、
全肯定してねぎらってみる
って、患者さんのココロを開くスイッチなんじゃないかな。
頼らず生きてきたか。
一人でがんばってきたか。
それが事実かどうかは関係ないのです。
そういうまなざしをひとつ持っておくと、患者さんとのやりとりの幅が広がるのではないか、と思った次第です。
投薬時のコミュニケーションにお困りの薬剤師さんはどうぞこのまなざしをお試しくださいませ。
患者さんとのやりとりは日々学びですね。
ではまた。
