【ネタバレ有り閲覧注意】魔神創造伝ワタルが想像以上だった件 | tanishi a.k.a. 田螺のブログ

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たまにそれらで遊ぶ。


世間はジークアクスフィーバーな中、別のアニメを語ります。

ジークアクスはもちろん好き放題してくれてすっごい楽しかったよ!


さて本題。





先日最終回を迎えた2025年産アニメ、魔神創造伝ワタルについて語ります。

ネタバレ有りなので閲覧注意。

というか気になる人はまず魔神創造伝ワタルを見て。秒で見て。














はい、




今年のダークホース作品。


いや正直当初見るつもりは無かったけど、YouTubeのサンライズチャンネルで毎回宣伝してくるし…その時何か新しいアニメ見るか…と見始めたら以下ネタバレしまくってるけど感想を吐き出したいレベルの作品でした。









ワタルシリーズと言えば、魔神英雄伝から始まる作品群で、今でもプラモやフィギュアが発売される等一定数の人気があるシリーズ。魔神創造伝ワタルはその久しぶりの新作といった感じ。ちなみにわたし、旧作品は未視聴で過去との比較は出来ません。でも出来なくても充分楽しめた。



ぱっと見は過去作品を使ってはいるものの悪ノリとおふざけ多めな作風で、ここで旧来との差に序盤でリタイアする人が多かった印象でしたね。

アニメに合わせて発売されたプラモも飛ぶように売れてる…って感じでは正直なかったと。


しかし…最後まで見たら、とんでもなく考えられた作品だったとわかりましたね。


今の流行…メディアの主流たるYouTubeやX、インスタやLINE等の配信やSNSが持つ光と闇の側面をロボットアニメに綺麗に落とし込みつつ変に拗れず、最初から最後までテーマもスタイルもめちゃくちゃしっかりしつつ王道を貫いた…すんごい完成度のアニメでした。

とにかく設定が秀逸。

例えば、物語の舞台となる宙部界。その設定と根幹。

SNSやネットの発展によって生じたリアルなモノに対する価値観の変化…わかりやすく言えば、昔のコマや実体のある玩具からテレビゲームや携帯ゲームに、更に配信に移行する流れ。音楽や映画もCDやBlu-rayからサブスクや動画サイト…無形への移行。

それを八百万の神の弱体化として描写し、八百万の神が逆に居心地の良さを求めて異世界を創造するとかブッ飛んでるけど妙に納得もしてしまう設定が本当に巧みでした。

八百万の神信仰が根強い日本でしかこの発想は出来ないし、その信仰ベースに、上述の神の力が弱くなった→じゃあ神々の遊びってノリで神様が異世界作ってみた☆なんて発想本当にズルい。ズルいけど芯が通ってるのが更にズルい。


さらに、最終盤に登場したラスボス、エンジョーダとその機体炎上丸。人の負の感情が強さになる…ネットの負の書き込みによってパワーが増大し世界を破滅に向かわせる。

こんなキャラと機体が出せるのは誰でも誹謗中傷を起こし受けるこのネット社会が発展した時代だからこそ出来たキャラ。それを演じるのが速水奨さんだからキャラの威圧感も説得力もえげつない。

というかゲストに登場する敵キャラもYouTubeに絡めた要素を持ったキャラ達ばかりで、CVもベテランだらけ。悪ノリもありつつあるあるネタやパロディだらけ…でもそのおふざけの中にもバッチリ伏線を張ってたりして、全てにおいて話が上手い。

よく考えればとてつもなくシリアスになる場面でも、おふざけを入れて話が極端に重くならないように(入れ過ぎて軽くなってる時もありましたけどw)なっていたのも、この作品の良いところでした。

ラスボスエンジョーダを倒す…その理由も「みんなが面白くないから」という純粋さ。これSNS含めリアルでも本当に大切な事をさらっと言うワタルが実に爽快。


視覚的にも、魔神含め何かを創造する時はもちろん、キャラの髪のツヤや目のハイライト、背景や宙部界の人々の正体…に至るまで四角…ブロックをあらゆる場所に描写していて、それが前述の神様が創造した世界を含め物語の重要な要素なんだと最初から徹底的に描写していたのも細かい。

肝心のストーリーは王道だし、キャラは特徴的な決め台詞もあり、ロボットの活躍もほぼ毎週しっかり描写され必殺技叫びもあり…尺的にもうちょい暴れて欲しかったキャラや魔神も居ましたけど、笑いあり悲しみもあり、それでいて2025年という時代だからこそ出来た陰陽含めた数々の描写。トドメはここぞっていう場面で前記OPを流し、毎週引き際イントロで視聴者の耳を奪ったEDでキャラが踊る。

過去作品とは繋がりは無いし、安易に過去の要素に頼らず走り切ったのもポイント高かった。

その上で、宙部界→現実に戻った時のワタルやタケルが、実は活躍が全て配信されていて現実の人々から英雄視される。

そう、英雄の物語が配信され人々に伝わっていた…まさしく「魔神英雄伝ワタル」、と初代のタイトルに自然と回帰していた所が一番上手い!!と唸りました。


こういうの…こういうのが見たかったし、こういうので良いんだよ… をやってくれた傑作でした。

あんまり他作品と比べ下げたりは言いたくないけど、初代シンカリオンで出来ていて、シンカリオンCWで出来なかった事をとんでも無い密度でやってくれた…すら思いました。


という事で、ここまで見た人はガッツリネタバレしちゃってるけど…

【必見】全人類、魔神創造伝ワタルを秒で見ようぜ!!


あとプラモも買おう。

組みやすさと完成度の高さ。何より今値段も下がっていて入手しやすいぜ。


以上です。

これぞ、義理人情!(キーン)