神聖な音楽とともに、扉が開かれた。
神父、リングガール、リングボーイ、新郎の順で
歩き出す。
「神父さんからちょっと離れて歩いてね」
というスタッフさんからの言葉は、
リングガールとリングボーイには届かなかったらしく、
神父さんと三人、横並びで歩く。
欧米風の子守を連想し、その後を、苦笑いで付いていった。
ヨシ。おかげでかなりリラックスできたぞ^^
扉は再度閉められ、
いよいよ、新婦の登場を待つのみとなった。
リラックスしたはずの体は、
また徐々に硬くなりだし、それと共に、
胸の奥の方から熱いものがこみ上げる。
がまんがまん。
そうしてるうちに、列席者の視線が扉の方に向けられた。
扉がゆっくりと開く。
開かれた扉の先には、
とびっきりの笑顔の☆がいた。
流れの中の、当たり前の光景だが、
それはほんとうに夢のようで、
この瞬間ばかりは、甘ちゃんのようだが、
これまでの苦しさに耐えてきた自分を褒めてあげたかった。
その場にいる全員の視線は、☆に向けられている、
こっち、見てる人は誰もいないから大丈夫だろ。
それまでガマンしていた熱いものが一気に、胸から溢れ出し、
それは少しの涙になってこぼれ落ちた。
あれほど気にしていた雨は、変わらず降り続いていたが、
その時、全く視界に入らず、心は晴れ渡っていた。
そうして、みんなからの暖かい視線をもらいながら、
最高のカタチで永遠の愛を誓うことが出来た。
感謝の心に満ちた、大緊張の挙式は、無事、幕を閉じた。
ソイヤ