氷山の一角 | 【一般社団法人】動物保護団体わんらぶ〜わんともな毎日〜

【一般社団法人】動物保護団体わんらぶ〜わんともな毎日〜

一般社団法人動物保護団体わんらぶです。
三重県伊賀市を拠点に母と娘。想いを共に活動しております。

活動報告や保護っ子たちの日々の様子をお伝えします☺️

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動物取扱業第2種届済


数ヶ月前に携わった保護猫案件
活動報告です🙏🐾



    

とある日。
行政からわんらぶへ相談の電話。

内容は…
『行政のサポート.福祉のサポートを受けている認知症を患う高齢独居のKさんが
猫を2匹飼っている。
自分の生活も、ままならないKさんの
今後を考えると猫の将来が心配だ』

というもの。



保護活動をしていれば、必ず出会う

相談案件。似た案件は山ほどあります。


行政の方とのお話の中で、

急を要すると感じたこと。

それは…

Kさんが飼っている2匹はオスとメス。

さらには未避妊であるということ…。


Kさんが避妊手術にご理解をいただけるか、

避妊手術の費用を分割でも良いので

ご負担いただけるか等、

お話をさせていただいた後に現場へ。



Kさんのおうちへ到着し

自己紹介させていただいた後に

現在の詳細をお聞きしました。


    

・オスとメスの猫2匹はきょうだい。

・2匹の母猫は、自分のお父さん猫と交配し
この2匹が生まれた。

・現在、メス猫は妊娠中。
・メス猫は以前にも、複数回
きょうだいオス猫との子猫を産んでいる。

⇒1回目に産んだ子猫たちは
メス猫が自分で殺して食べてしまった。
⇒2回目に産んだ子猫たちは
メス猫がタンスに隠していたので
可愛いなと思い触って眺めたらメス猫が怒って、みんな子猫を食べてしまった。


これらのことから、非常に猫たちにとっては

ストレスの高い飼育環境であるということが

わかりました…。


きょうだいで交配も血が濃いので禁忌ですが、

母猫×祖父猫の血が濃い交配から生まれたふたり…。


猫の子殺しは、珍しいことではありません。

自分が育てられないと悟れば、切り捨てる。

自分が守りきれないと判断し、生きる糧とする。

苦しくて辛い決断。何回も何回も…。


必死に隠して守っていた子猫たちを

触られてパニックになったのだと

理解できます。




情報収集をし、飼育環境の確認後に

2匹の所在確認。


    

母猫×祖父猫から生まれたきょうだい。
そのきょうだいたちから生まれる
血の濃い子猫たち。


外部に見られる障がいや
内部奇形等も踏まえて
生まれるリスクもお伝えしました。


生まれたらどうしますか?とお聞きすると
『可愛いけどな、そんなもん困る
昔からな、生まれた子猫はな
そこの池に捨ててるんや。
紙袋に入れて放ったらええ、沈むから。
ビニールの袋はな
浮いてしまうからあかん』
と。



飼い主Kさんや行政職員さんと話をし、

猫たちの状況、全てを考慮し

ふたりの避妊.去勢手術を実施することに。


家の中を逃げ惑うふたり。

お腹の子を抱えて、必死に抵抗する

あの子の姿が目に焼き付いて離れません。



捕獲したメス猫



捕獲したオス猫



洗濯ネットも用意しましたが

現場には、私ひとりで行きましたので

入れる余裕など無く💦

病院にも無理を言ってお願いしました。




少し負傷💦



病院に到着。

この子たちは、私のことを恨むだろうな。

人間に振り回される猫たちに申し訳ない

気持ちでいっぱいでした。


堕胎に関して…

否定的な意見もあるかと思います。


リスクを抱えて生まれてくる子猫たち

1匹なのか複数匹なのか、わかりませんが

全てをまるっと受け入れて終生飼育して

くださる方がいたならば…

私は、この道を選ばなかったでしょう。


その後、飼い主Kさんの元へ年末年始も

猫たちの状況を確認へ。

認知症の症状も…顕著に見え

施設入所となりました。



Kさんのメモ。

『ねこのえさ、持っていかないで、

けいさつに話してあるから

いつでも言ってといわれている』

(物盗られ妄想)



避妊手術を実施した猫2匹。
行政の方.お知り合いに引き取り手が
現れ、わんらぶからは
手を引くこととなりました。



こういった事例は、山ほどあります。

行き場の無い子たちを減らすべく

これからも尽力してまいります.。.:*。