5月22日は、べら君にとって運命が変わった日。
べら君が、わんらぶの保護犬になってから1年が過ぎました。







飼い主の飼育放棄によって、我が家にやって来たべら君。
わんらぶの保護犬の中でも類似の事例は沢山有り、なちくん、ポテト君(みつき君)、小雪ちゃん…。数えきれません。
ボランティア仲間の所にも相談が相次いでいます。保護された子は氷山の一角で、保護されるのは幸運な子。保護されなかった沢山の子達が悲しい最後を迎えています。
~べら君の保護の経緯~
保護当時べら君は14才。
飼い犬さんは高齢者独居のご夫婦。
飼われるきっかけは知り合いの家で子犬が産まれて貰って欲しいと頼まれたからだと。
奥さんはご病気で歩くのもままならない状態。
お世話をされていた74才のご主人が入院され
途方にくれた奥さんが保健所へ相談。
ご夫婦に親戚は居るが、べら君をお世話をする人は居らず…。
ご主人は退院は望めない深刻な状態。
老犬ホームへ入居させるお金もペットシッターを依頼するお金も無しとのこと、、。
奥さんはご自分の生活もままならずで緊急性が有りました。
わんらぶでは、当時訓練所で家庭犬の勉強している大型犬のモロ君(犬が苦手)が帰ってくるかもしれず、受け入れには二の足を踏みました。
他のボランティアに協力要請する時間の余裕も無し。
お世話になっている預りさんに承諾を得て急遽わんらぶで受け入れすることとしました。
初対面のべら君は私達を歓迎してくれました。
私達を見てお客さんが来たと喜んでいる様子。
話が進み、、
べら君のお母さんは辛いから早くつれて行って!と泣いておられたのを覚えています。
一歩踏み出すのもやっとのNさん。。
リードに繋ぎ変えたべら君が玄関から家の中を覗きこんでいました。
Nさんは、早く行って!早く行って!と。
Nさんの気持ちを考えてべら君を促して車に乗せて出発しました。
この時、、べら君の気持ちを考えて、Nさんにべら君を撫でてゆっくり話して貰うべきだったと後悔しています。
預り宅に行った時、嬉しそうな表情にとれました。
翌日訪問すると、一転。
何とも言えない表情でした。もう、家に帰れないと察したのかもしれません。
あがに対して敵対心丸出し。リード外せず。。

悲しそうに遠吠えを続けていました。

あがに噛みつき、

フードも食べず。。

ずっとお腹を下していたね。

半ば無理矢理に飼い主さんの元から連れ去ったあがを怨んでいたのかもしれません。
我が家へ移動後のお世話は、兄が中心にしました。
べら君が落ち着けるようにべら君の小屋をNさんから譲り受け移動。
少しでも快適に。
屋根の遮光対策はMさんが支援して下さいました。
去年の10月べら君に変化が。
犬に心が有ると感ずる出来事が重なり、、
べら君一時危篤に。

つきっきりでお世話したあがに、身体を任せるようになりました。

垂れ流し、立てない、食べれない。
あがは沢山の話をべら君にしていました。
私と仲良くしよう。モロが帰ってきても
ウルフが帰ってきても べらの部屋は作る。
べらの気に入る里親さんが見つからなければ家で過ごせば良い。約束する。
べら君をもう誰も棄てないから、、。
私を、噛んで気がすむなら噛んだら良い。
その代わり他の人は絶対に噛んだらダメ。
あがの顔をじっと見ていたべらの顔が今も
目に焼き付いています。
あがを見つめる目が変わった日です。
今、べらはあがの事が大好きな様子で、あがが行くとぐるぐる走り回って大歓迎。
犬にも心が有る。
長年一緒に過ごした飼い主さん、お家から離れるのは辛いに決まっている。
高齢の親が飼う。親が亡くなったら家に連れて来たら良い。と思っている方にわんらぶが犬を譲渡しないのは理由があるのです。
飼育放棄は
犬も飼い主も辛い選択。
譲り受けた側にも、犬を譲った側にも。
責任はあると思います。
もし、べら君を譲った知り合いが自分の犬を避妊手術していたなら。
Nさんが知り合いに頼まれたときに断って居たら。
もしもの事を考えてべら君の事を誰かに頼んでいたら。
金銭的にゆとりがあったら、、。
どれかひとつでも当てはまっていたら良かったのにと感じます。
犬を譲る立場の人が重要だと考えます。
10年後、15年後その子が最後まで幸せに暮らすことが出来る環境か慎重に考えていくのが重要。
飼われる人で
犬の一生は変わるのです。
べら君の姿を通じて、たくさんの方にわんらぶの想いが届けばと思います。







