―――ニャン寺・本堂。
線香、ゆらり。
コーン……
トラ住職
「本日は——“猫の術”」
ジャンジャン和尚
👉前のめり
「団子奪取術でありますな!!」
メルタン住職
「違います」
■忍び足
トラ住職
👉静かに歩く
「母趾球から接地し——音を消す」
ジャンジャン和尚
👉真似
👉ドンッ
👉ギシィィ
メルタン住職
「即バレです」
■音の欺瞞(ぎまん)
トラ住職
👉コトッ
👉すぐ
「ニャァ……」
「音は上書きできる」
ジャンジャン和尚
👉ドンッ!!
👉「ニャアアア!!」(大型犬)
メルタン住職
「事件です」
■猫目の術
トラ住職
👉子猫の瞳を見る
「瞳孔で時刻を読む」
ジャンジャン和尚
👉覗く
👉ペロッ(鼻)
「舐められたであります!!」
メルタン住職
「コミュニケーションです」
■跳躍
トラ住職
「衝撃は分散する」
ジャンジャン和尚
👉ジャンプ
👉ドスン→ゴロゴロ→ゴン
👉静止
トラ住職
「本質は——無駄のなさ」
👉その瞬間
👉団子コロッ
ジャンジャン和尚
👉即ダッシュ💨
「無駄なく回収であります!!」
メルタン住職
「一番振り回されてます」
コーン……
トラ住職
「修行とは——己の本能を知ること」
👉遠く
👉団子咥えて逃走
―――風、そよそよ。
完
忍者の「猫の術」
忍者の世界でも、猫は非常に重宝されました。
足音を消す訓練: 忍者が音を立てずに歩く「抜き足・差し足」は、猫の歩き方を手本にしたと言われています。
侵入の際の「隠れ蓑」: 夜中に屋敷に忍び込む際、物音を立ててしまっても「ニャー」と鳴き真似をして、警護の者に「なんだ、猫か」と思わせるという、現代のアニメのような手法が当時の忍術書『万川集海』などにも記されています。
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