今日は休みを取って、つくばで行われた某会合に行ってきました。

 原発事故関係の話題も出ました。現役の研究者が言っていたこと

① 原発はもともと福島やチェルノブイリのような過酷事故は10万年に1回、というコンセプトで作ったはずだった。(これは中部大学の武田教授も前からおっしゃっていましたが、やはり間違いありませんでした。)

② 今回の事故で、日本のどこかの原発で過酷事故が起こる確率は10年に1回と計算せざるを得なくなった爆弾

 計算式は次の通り。

 50基の原発を30年間動かすと 50x30=1,500基・年(中点はかけ算の意味です)
 
 この間に3基の原発が爆発したので 1,500基・年/3(基・事故) = 500年/事故

 日本には50基原発があるので 500年/事故 / 50基 = 10年/基・事故

 50基あると、10年に1度はそのうちどれか1基に事故が起こるという意味です。今回のように3基が同時に事故を起こした場合は、30年分をまとめて起こした、という計算になります。
 ただし、これから30年間は事故が起こらない、という意味ではありません。
 コイントスで表が3回続けて出たからといって、次に裏が出る確率が減る訳ではないのと同じです。

10万年に1度から10年に1度になったのですから、これは大変な確率変動です!!

 日本は地震という特殊事情もあり、他国とは違う設計が必要なのに、それを怠ったまま稼働を続けるわけですから、これからも10年に1度は福島のような事故が起こっても不思議ではありません。

 これを聞いて独自計算

① 世界には約500基の原発があるので、10万年に1度という設計が完璧でも、
100,000/500 = 200年に1度は過酷事故が起こる計算になる。 

 10万年に1度というのは個々の原子炉の話なので、数が増えればそれだけ事故の頻度は大きくなります。原発の数に比例して事故の頻度も増える、という単純なかけ算を忘れていました。

 (正確には (1-1/10万)の500乗が「事故の起こらない確率」、1からそれを引くと「事故が起こる確率」になります。この式で計算するとわずかではありますが確率は増えます)。

② 実際には、スリーマイル、チェルノブイリ、福島で大事故がが32年の間に起きているので、世界のどこかで32/3 = 約10年に1度は過酷事故が起こっているドンッ

 やはり、10年に1度は過酷事故と向き合わなくてはいけない、と感じた次第ですむかっ

 これからは10年に1度は福島のような事故が起こってもおかしくはない、という前提でリスクマネジメントを考えないといけないわけですが、もちろん脱原発に舵を切ってリスクを減らす、という選択肢も当然存在します。
 今すぐ全部の原発を廃炉にしても、廃棄物の問題は残りますし、今ある燃料棒を全て処理するまでは事故のリスクもありますが、稼働を続けると問題は先延ばしになるだけです。


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