日課
営業課長補佐のピー氏はペンギンだった。
ピー氏はいわゆる窓際族だった。
真面目な事だけが取り柄のピー氏は、毎朝定時の1時間前には出勤し、事務所を一通り掃除するのが日課だった。
そしてピー氏の上司のエス営業部長代理補佐は、掃除を終えたピー氏にねちねちとお小言を言うのが日課だった。
「ピーさん。
毎朝実直に掃除をするのは評価するが、肝心の営業成績なんとかならんのかね。
それからそのなんだ。
これもいつも言ってるがその服装なんとかならんのかね。
普通のスーツを着なさい。
タキシードじゃなくて・・・」
