完結編の劇場版を観たときに、ふと思ったことがあります。

わたくし、アニメ版の完結編は、原作と大筋は同じで、諌山先生がさらにブラッシュアップさせたものだと考えています。

しかし、気になっていたのは、アルミンがエレンに「壁の向こう側の景色を見せてくれてありがとう」というところ。

私にとってエレンは、壁の向こうへは行けない人物

 

以下で、くわしく説明しています。

このシーン、映画館で没入して鑑賞したためか、ふと別の印象が沸いてきたんです。

やはり、エレンは壁の向こうへは行けなかった人物として描かれたのではないかと。

 

原作のアルミンが、エレンに「殺戮者になってくれてありがとう」と言うけれど、殺戮を肯定していない。

だって、殺戮を止めるために命がけで戦っているのが調査兵団だから。

 

アニメ改変のアルミンもエレンが壁の向こうへ行けなかったことを分かった上で

それでも、死にゆくエレンへのいたわりで「ありがとう。僕にこの壁の向こう側の景色を見せてくれて」と発言したのではないでしょうか。

そして、エレンも自分が壁の向こう側へ行けなかったと分かってるんじゃないかと感じた。

 

お互い、一緒に壁の向こうを冒険するという夢は実現できなかったことを知った上での、あのセリフなら、アルミンの友情は凄いわ

地獄で会おう、よりも強い言葉に感じる。

 

壁の向こうへ行ける人はいるのかなあ?

残念ながら、ごく少数の人が、垣間見ることができるだけで、壁の向こうへ行くことも、森から出ることも人間にはできないような気がします。