作家、火坂雅志氏の心に響く言葉より…
《今日のママニシテ瓦解(がかい)せんよりは、寧(むし)
現在のまま何も変わらないでいても瓦解する。
それならば、むしろ大きく決断して打ち壊してしまったほうがいい
明治の政治家たちは肚(はら)がすわっていた。
江戸幕府が大政奉還をおこない、
東京遷都
版籍奉還(はんせきほうかん)
帯刀禁止
寺社領の没収
新貨条例
廃藩置県(はいはんちけん)
など、国家の根幹にかかわる重要な政策を次々と断行していった。
明治の男たちには、はるか先へすすんでしまった西欧列強に対し、
彼らが、テーマとしてかかげたのが富国強兵だった。
改革は急がなければならない。
だが、それが急であるだけに反発もある。
ことに江戸開幕以来、270年近くつづいてきた藩を解体し、
このとき、
長年の慣習を打ち破るのは、勇気がいるものである。
急激な変化を恐れるあまり、必要な改革を先延ばしにしては、
それならば、潰れるのを覚悟で、
廃藩置県にのぞむ大久保の覚悟が、
政治家というより、一人の勝負師の気構えに近い。
しかし、大久保利通がのるかそるかの博打(ばくち)
むしろ、当時一流の理論家で、
すなわち、ここで廃藩置県を断行しなければ、
大久保利通は天保元(1830)年、鹿児島城下に生まれた。
大久保家は薩摩藩の最下級武士で、太平の世であれば、
下加治屋町に移ったが戸数はわずか70余、
『逆境を打ち破った男たちの名言 武士の一言』朝日新聞出版
大久保利通について本書の中にこう書かれている。
『大久保の郷里の鹿児島では、
だが、大久保はけっして情がなかったわけではない。
いや、むしろ熱い思いを胸に秘めていたからこそ、
大久保利通は明治11(1878)年、47歳の時、
大久保ほど、信念と覚悟を持った政治家らしい政治家はいない。
骨のある政治家が見当たらなくなった現代において、
『気骨のある人は 困難に対して特別な魅力を感じるものだ。 なぜなら困難に立ち向かってこそ、 自分の潜在能力に気づくのだから』(シャルル・ド・ゴール/
どんな困難に出会っても逃げずに淡々と対処できる人と、
気骨があるかないかだ。
気骨がある人は、肚ができている。
明治維新の変化は、一つひとつの変わりようをみると、
帯刀禁止だけでも、武士がいつ蜂起してもおかしくない。
いくら現代のデジタル革命の変化が激烈だと言っても、
明治維新を乗り越えた人たちのように…
肚をつくり気骨のある人になりたい。
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