藤原和博氏の心に響く言葉より…

 

 

人間にとって最も強烈なインパクトを与えるのは、「個人的でリアルな体験」だろう。

 

残りの人生30万時間のうち、この象限にどれだけの時間を割り当てられるか。

 

それが、体験から得られる学習の質を決めるといっても過言ではない。

 

 

反対に、「リアルな体験」とはいえ、「組織的な体験」に分類される学校や会社、家族からのインプットについては、どうしても受動的な要素が強くなる。

 

学校や会社は強力なシステム構造を持った組織なので、個人は否応なく影響を受ける。

 

また、現代に生きる私たちにとって、「メディアを通じた体験」から逃れることはかなり難しい。

 

とくに、「組織的な体験」に分類される学校や会社、家族からのインプットについては、どうしても受動的な要素が強くなる。

 

学校や会社は強力なシステム構造を持った組織なので、個人は否応なく影響を受ける。

 

 

こうした「組織的な体験」の時間が多くなると、人はどのような思考回路になっていくだろうか。

 

リアルな世界で学校や会社などのシステムの流れに従い、バーチャルなメディア体験でもマスコミや広告の影響下に、身を置けば、そのシステムの常識や前例を疑ったり、マスコミや広告キャンペーンが作り出す空気に対して多面的に思考したりすることは難しくなるだろう。

 

たとえば、テレビのコメンテーターが発する意見をあなたの意見のように勘違いしやすいということ。

 

それでは、右側からだけ見せられたら「左からはどう見えるだろう」とか、表面づらのきれいことを述べられたら「裏から見れば違うのではないか」と複眼思考(クリティカル・シンキング)するクセはつかない。

 

世の中に流布する情報を無条件に受け入れ、それがあたかも唯一の正解のように思い込んでしまう。

 

これは危険な兆候だ。

 

 

だが、人の一生の時間には限りがある。

 

望むことすべてを体験することは不可能だ。

 

そのようななか、本は、著者を通して「個人的でリアルな体験」を味わうことができる手段なのである。

 

 

本を読む人だけが手にするもの』日本実業出版社

 

 

 

 

藤原氏は本書の中で「リアルな体験」について、こんなことを書いている。

 

『さまざまな分野で「一流」と呼ばれる人は、話すだけで1時間あたり100万円を稼ぐ。

 

その根底にあるのは、聴衆を満足させるだけの知識だ。

 

その知識を得るために必ず本を読んでいる。

 

もちろん、聴衆が期待しているのは、講演者が本で得た知識ではない。

 

むしろ、だれも聞いたことがない、その人が実際に体験したことの数々だろう。

 

しかし、人間はすべてのことを体験することはできない。

 

たとえば、櫻井よしこさんが講演で日本の領土問題を話すとき、尖閣諸島や竹島や北方領土など話題にする場所をすべて訪問し、すべてを体験して語ることなどできはしない。

 

だとすると、資料を読み込んだり、信頼できる書き手の著書を読んだり、信頼できるネットワークからの情報を得て、それに自らの体験を乗せて語っているはずだ。

 

ということは、1時間あたりに生み出す付加価値の総量を上げるためには、本を読むことが欠かせないといえるのではないだろうか。』

 

 

『本を読むことで、世界を見るための視点や知識を獲得することができ、多面的かつ複眼的に思考できるようになる。

 

自身の世界観(見方)を広げることで、玉石混交の情報にだまされにくくなり、ある決断をするための選択肢が増えることになる。

 

何よりリスクを分散することができるため、本を読めば読むほど自分の身を守ることにもつながる。』

 

 

素直に物事を受け取ることはとても大切なことだ。

 

しかし、なんでもかんでも真っ正直に受け入れることは危険だ。

 

「オレオレ詐欺」でだまされた人は、みな疑うことを知らなかったからだ。

 

つまり、多面的、複眼的に思考できなかったともいえる。

 

 

本を読むことで自分の身を守りたい。

 

 

  

 
 
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