世界最古の国「日本」 | ひふみ塾 世回りブログ

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 我が国は、世界で一番長い歴史を持つということをご存じですか? 

 中国黄河(こうが)文明やエジプト文明などは日本よりも古いと思う人もいるでしょう。日本にはまだ国らしい国がなかった時代です。 

でも中国やメソポタミアの当時の王朝(おうちょう)はすでに滅び、いまはもうありません。 

天皇(てんのう)や王をもつ国を「君主(くんしゅ)制(せい)国家」といいますが、今から百年ほど前には、地球上に五十前後の君主国家がありました。 

でもその数はだんだん減り、現在では日本を含め三十カ国以下になりました。 

歴史上、数々の王朝が誕生しては消えていきましたが、全ての王朝の中で、もっとも長い歴史を持つのが日本です。 

たとえば中国の歴史は王朝交代の歴史で、三百年以上持ちこたえた王朝はありません。西暦(せいれき)一九一一年に辛亥(しんがい)革命(かくめい)が起きて、清朝(しんちょう)最後の皇帝溥儀(ふぎ)が退位してから、中国に王朝はなくなりました。 

また、ヨーロッパで一番歴史が古い王朝は英国(えいこく)(イギリス)ですが、初代国王のウィリアム一世が英国を征服したのが西暦一〇六六年なので、英国王室の歴史は九百数十年です。現在の英国女王はエリザベス二世で、第四十一代目にあたります。 

そして、その英国王室よりも長い歴史を持つのは、地球上で日本の「大和(やまと)王朝(おうちょう)」だけです。 
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 今から約二千七百年前の紀元前六六〇年、神日本磐余彦命(かむやまといわれびこのみこと)という人物が大和の地に国を造ったのが、日本国の始まりとされています。 

 この人物こそが最初の天皇で、後に「神武(じんむ)天皇(てんのう)」と呼ばれることになります。 

 神武天皇が国を造ったことは、正史(せいし)(国家によってまとめられた正式な歴史書)である『日本(にほん)書紀(しょき)』という書物に書かれています。 

 建国から現在まで、天皇は、例外なく神武天皇の子孫によって受け継がれてきました。 



 そして、天皇の位が神武天皇の子孫によってずっと受け継がれてきたことを「万世(ばんせい)一系(いっけい)」といいます。 
 日本国は建国からずっと、万世一系の天皇が君臨(くんりん)してきたわけです。

 我が国の歴史には、神武天皇以来、これまで一二四代の天皇がいらっしゃいました。そして現在の天皇陛下(へいか)は、第一二五代でいらっしゃいます。 

神武天皇が造った国、「大和王朝」は、後に「日本」と呼ばれるようになりましたが、一度も途切れることなく、同じ国が現在まで続いているのです。 

二千七百年、百二十五代の天皇の歴史は、世界に類を見ないものなのです。 
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 歴史などを研究している学者の中には、「日本の建国はそんなに古くない」とか、「神武天皇は実在しなかった」とか、「途中で王朝が交代している」というような説を主張する人がいます。 

 学者同士が違う意見をいうことはよくあることなので、このような議論があったとしても不思議ではありません。 

 でも、王朝の歴史がもっとも短くなる学説を採用して、一番短く計算しても、大和王朝は約千五百年の歴史があり、世界最古の王朝であることに変わりはありません。

 歴史的事実は、これからも学者たちが議論を深めて、解明していくことでしょう。

 しかし、「大和王朝はいつできたのか?」という議論もさることながら、私たちがそれよりも先に知らなければいけない大切なことがあります。 

それは、約二千七百年前に神武天皇が大和王朝を建て、神武天皇の子孫が代々天皇となって今に続いていることは、正史である『日本書紀』に書かれているという事実、そして現在でも日本の国家秩序(ちつじょ)は『日本書紀』に書かれていることを、前提に組み立てられているという事実です。 

 たとえば、二月十一日は「建国記念の日」として国民の祝日とされていますが、神武天皇が大和王朝を建国したことにちなんで、昭和(しょうわ)四十一年(一九六六)にこの日を「建国記念の日」としました。(明治(めいじ)五年(一八七二)年に政府が定めた「紀元(きげん)節(せつ)」を戦後に復興させたのが「建国記念の日」) 
これは『日本書紀』に書かれたことをもとに決めたことです。 

 また、我が国の法律の中でもっとも大切な法律である「日本国憲法(けんぽう)」の第一条は、天皇について書かれています。どの国の憲法も、一番初めにはもっとも大切なことを書きます。 

神武天皇が我が国を建国し、そしてその子孫が歴代天皇として国を治め、象徴として今に続いているのですから、日本国憲法の第一条が天皇の象徴を定める条文であることはごく自然なのです。 

そしてこれもやはり、『日本書紀』に書かれたことを前提としています。 

 ですから、『日本書紀』に書かれたことは、本当か本当でないかにかかわらず、日本人として知っておかなければいけないのです。



日本人として日本に生まれたことに感謝し誇りを持ちましょう!