シンクロナイズド・スイミング | ひふみ塾 世回りブログ

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更生へ、心合わせて…少年院ウォーターボーイズ




少年らが更生を目指して入所する和泉学園(大阪府阪南市で) 大阪府阪南市にある少年院「和泉学園」が、入所している少年らにシンクロナイズド・スイミングの指導を続け、10年目を迎えた。 
二度と非行や犯罪へと走らないように協調性を身につけさせる狙いは、しっかりと若い心に伝わり、3年前からは取り組みに共感した五輪メダリストも指導に加わっている。保護者、少年審判に関わった裁判官らを招いた発表会(9月6日)に向けて、特訓が続く。
 「もっと足を上げて。ほら、息を合わせて」 園内の屋外プールに、法務教官の声が飛ぶ。音楽に合わせて泳ぐのは、日焼けした13人。肩や腕に足を乗せて2段に組み上げる「タワー」を完成させ、上段の少年が両手を広げて決めのポーズを取ると、「よっしゃ!」と声が上がった。 同学園は窃盗や恐喝などで送致された約140人が生活。シンクロは集団生活が苦手な少年を選んで毎年6月から週4回、1時間半ずつ練習させている。
 きっかけは、教官の一人が2001年に大ヒットした映画「ウォーターボーイズ」を見たことだった。主人公らが海で練習するシーンに、海辺近くにある同学園が重なった。そんな、ささいな共通点だった。
 練習を重ねるにつれ、少年らは率先して洗濯物をたたんだり、食事の準備をしたりし始めた。体育の時間の途中、いつも集中力が切れてしまっていた少年も、最後までやり抜く忍耐力を持つようになった。 指導にあたる男性教官は「他者と協力して一つのことをやり遂げるという成功体験がなかった少年でも、シンクロを通じて、責任感や協調性を持つ例を数多く見てきた。社会に復帰後、家族や仕事場などでの生活で少なからず役立っているのではと感じる」と話す。