私が若い教師時代に、大いに悩んでいたことがあります。
それは、授業や活動でけじめをつけるということ。
楽しい授業や活動をめざすと、子どもたちはノッてきます。
こっちもうれしくて、子どもたちと一緒に楽しい雰囲気を味わってい
る訳ですが、そのうち歯止めが効かなくなってしまうことってありま
すよね?
子どもって、楽しいことが大好きですから(私は今でもそうでが)、
楽しさに夢中になるし、中には悪ノリする子もいたり・・・。
収拾がつかなくなってしまうこともよくありました。
しまいには、「けじめをつけなさい!」なんて、叱ってしまって。
子どもたちはシュンとなってしまう・・・。
自分の未熟さを嘆き、自己嫌悪に陥ってしまう訳です。
親として自分の息子に接する時も、そんなことがよくありました。
今、若い先生達を見ていると、私のそんな若い頃を思い出します。
どんな風に乗り越えてきたんだっけかなぁ・・・。
多分、ある時は注意したり叱ったり、ある時はけじめをつけようと
する子をほめて気づかせたりと、あの手この手で足掻いてきたの
だと思います。
上手くできる教師になりたいと願いながら、夢中で経験を積んでい
た気がします。
そうやっているうちに、いつの間にか、手のひらの上でうまく子ども
たちを誘導できるようになってきたのだと思います。
今、若い先生方を指導する立場になってみると、やっぱり昔の私と
同様にけじめをどうやって教えていくか悩んでいます。
どうしてこんなに悩むのか。
それは、子どもたちに気づいて欲しいと願うからです。
けじめをつけてメリハリが出てきた方が気持ちいい、ということに
気づいて欲しいのです。
教え込んだ方が早いんですけどね。
先生に叱られるから、ちゃんとしよう!ではなく。
私も悩んでいたこと、私の方が下手くそだったことを話すと、本当
に安心して元気が出てくるようです。
若い人を育てようと思ったら、うまくいった時の話も大事だけれど、
それ以上にうまくいかずに悩んだことの方が力になるのかもしれ
ません。
そう気づいた最近は、私の失敗談ばかり語って笑ってもらっていま
す。
一人は、明るく情熱的で楽しい先生。クラスの雰囲気も明るい。でも授業が下手で子どもがダラダラとしてしまい、理解度がちょっと低め。
もう一人の先生は、理性的で真面目な先生。子どもたちの雰囲気は冷めた感じ。でも授業はきっちりしているため理解度はちょっと高め。
極端な例ですが、実際に似たようなタイプの先生達を見てきました。
もし、わが子を受け持ってもらうならどちらのタイプの先生がいいですか?
また、自分のタイプはどちら寄りの先生ですか?
授業重視派、学級経営重視派