子どもに

  「なんで勉強なんかしなくちゃけないの?」

  と、素朴な疑問をぶつけられたら、

  あなたは何と答えますか?

 

  学校では、子どもたちは勉強するのが当然だ、と思っているの

  で、こういう疑問をぶつけられたことはほとんどありません。

 

  でも、子どもたちに、

  「なんで勉強をしなかきゃならないんだろう。」

  って思ったことない?

  と聞いてみると、ほとんどの子どもが

  「あります。」

  と答えていました。

 

  そこで、逆に、

  「なんで勉強するんだと思う?」

  と聞いてみると、

  「頭が良くなるから。」

  「将来役に立つように。」

  なかには、

  「勉強しないとバカになるから。」

  などと答える子どももいます。

 

  大人が話していることを、どこかで聞いているのでしょうね。

 

  「じゃあ先生はどう考えているか知りたい?」

  「知りた~い。」

  と必ずなります。

  

  そこで、

  私は、こう考えているんだよね・・・。

  と、ポツリポツリと語っていきます。

 

  「じゃあ、君たちを子ども扱いしないで、人生修行の仲間だと

  思って本音で話すね。」

 

  「あのね、三つあるの。

   一つ目はね、はっきり言って受験で中学・高校・大学に入る

  ため。」

  

  「二つ目はね、脳のいろいろな部分を刺激して、脳の働きを良

  くするの。これはとっても大切だと思っているの。」

 

  「三つ目がね、広い勉強なんだけどね、人と人の関わり方を学

  んでいくの。これがね、ものすごく大事だと思うんだよね。これ

  からはAiと言っている人工知能が人間の代わりに仕事をして

  いくようになるの。でも、人間にしか出来ない仕事はなくならな

  いんだよね。」

 

  私の場合は、こういうことを、ゆっくり噛み砕くように話してきま

  した。

 

  これまで担任してきた子どもたちは、うなずきながら、真剣に

  聞いてくれました。

 

  そして、その後からは、勉強に集中して取り組むようになってく

  れました。

 

  人それぞれの考え方があっていいと思います。

 

  とにかく大切なことは、

 

  こういう人として大事な話は、上から目線ではなく語ること。

 

  そして、子どもに

 

  いかに納得してもらうか。

 

  いかに意欲を高められるか。

 

  だと思います。

 

  「なんで勉強する必要があるんだと思う?」

 

  と、あえて子どもに聞いているのもありだと思います。