遥は外食オンリーで自炊というものをしていません。んで昼はね、ビルの1階に弁当屋さんが売りに来るのを買っているんですよ。安いし野菜も入ってるし、何より楽だ(笑)
 だいたい買う人って決まってるから、売りに来るおじさんもお客さんの顔を覚えているんですよね。だから私が買いに行くと「いつもありがとうねー」と声をかけてくれるのですが。
 愛想いいんですよ~。なんかやたら嬉しそうにしてくれるの。その理由がわかりました……。

「いやあお嬢ちゃん(って歳じゃないと突っ込みたかった)、うちの娘に似てるんだよ~」
「はあ」
「五年生でね。もう可愛くてね~」
 
 おじさんおじさん、親ばかはわかりましたが。聞き間違いじゃなければ確かに五年生といった。ということは、おそらく小学五年生ってことでしょうね。いくつ違いやねん。
 可愛いといわれるのは嬉しい。愛想がよいのも嬉しい。嬉しいけれど……。小学五年生に似ているといわれてしまった私は、まもなく不惑を迎えます。化粧っけもないしさ、頭だっておかっぱだしさ(せめてボブといえ)。童顔丸出しではあるけれど、さすがの歳の差に、素直に喜んでいいのか悩んでしまいました。