ダン!と扉が開いて
大股でチェヨンが近づいて来て
目を合わせると少し微笑んだ


よかった 
上手くいったのね
お疲れ様


ああ


ちらりと部屋にいる
ジュヒと乳母のヒョンジュに
チェヨンは目配せをすると
二人は
預かっている赤ん坊達の様子を
ひとしきり確認してから
そっと部屋を出た

つい立てで仕切られた
ウンスの授乳場所
ウンスの隣にチェヨンが
腰掛けた
タンがチェヨンとウンスを
見比べている


ミヒャンと娘には
お咎めなしとなった


うん


徳興君 いや 
もう王族ではないから
トクでよいか?


そう言うと少し頬が緩んだ
チェヨンの顔


彼奴は罪人に逆戻り
身分も剥奪され
高麗の地に来ることは出来ぬ


そう
よかった
で ミホちゃんのアッパーを
殺めた人たちは?


パンサとその手下はは極刑
スシジュンは官位も身分も
剥奪され流罪になった
裏金をもらった奴らも
すべて罷免か官位を下げた
これで完全に親元派を一掃
出来た訳だ


うんうん
王様も一安心ね


ああ やっと高麗が高麗らしく
どこからも支配されずに
新しい道を歩み始めたのだ
王様の言う豊かで強い国を
この先作って行かねばならぬ


うんうん
あなたなら出来るわよ


俺が?


ええ 
強くて優しいあなたなら
王様を支えて
いい国作りをして行けるわ
タンや公主様達の
新しい世代のためにもね


そうか?
う〜〜〜〜〜む


チェヨンは腕組みをした


どうかしたの?


この度の功績により
王命がくだされたのだが
断りたいと思うていた


まあ 王命を断れるの? 
まさか文官一筋?とか?


まさか 俺は武士
剣を振らねば体が鈍る
文官一筋など出来るか


うふふ そうね


タンは
チェヨンに手を伸ばし
チェヨンが
タンを抱き上げた


ポ〜〜あうあう
ポ〜〜


タンは二人の話しの間に
入るように ぷいっと
チェヨンの頬に口づけた


あらあら
真似っこタンだわ
先を越されちゃった


ウンスも負けじと
チェヨンの頬に唇を寄せた
二人に挟まれて
チェヨンの頬は
柔らかな二つの唇を
うれしそうに受け止めた


で?王命って?


ああ・・・それが・・・
だな・・・この度王命により
上護軍(サンホグン)を
拝命した


まあ サンホグンって
武官の一番上の
位じゃなかった?


ああ 面倒なことだ
お役目の手間ばかり
増えるではないか 


チェヨンは膝の上にいる
タンの頬をつついて言った


うふふ そういうとこ
あなたらしいけど
妻として応援するわよ
ヨンが力を発揮出来るように


そうか?
イムジャの褒美か?
夜が待ち遠しいな


つらっと言うチェヨンに


あら 今日は参鶏湯の
準備をしてないわよ


ウンスは澄まし顔で
切り返す


昨日は何度も俺を
欲したくせに
冷たいではないか


もう!
タンの前で
なに言い出すのよ
その口塞ぐわよ


ああ 塞いでみろ


チェヨンはウンスの唇に
唇を重ねた


ポ〜ポポポ〜


今度はチェヨンとウンスの
唇を離そうと
二人の間に手を伸ばして
タンが声をあげている
ウンスは吹き出し
唇を離した


タンも仲間に入りたいって
ねえ ヨン
早く屋敷へ帰りましょう
ミヒャンにも心配ないって
教えてあげたいし


そうだな
では
兵舎で片付けを終えたら
急ぎ 迎えに参る


うん


あ そうだった
チュンソクも
この度の働きで
中郎将(チュンナンジャン)から
正四品の
護軍(ホグン)となった
まあ
ウダルチ隊長は変わらぬが


まあ それはポムが喜ぶわね


そうか?
あの嫁御は立身出世など
あまり
気にかけぬように思うが


それはそうだけど・・・
やっぱりうれしいと思うわ


イムジャもうれしいか?


そりゃあ 前にも言ったけど
夫が認められ評価されるのは
妻としてうれしいものよ


そうか


チェヨンはほっとしたような
顔をしてみせた


ああ
パク・インギュもだな・・・
ま よいか
あいつのことは・・・


なによ?
もったいぶらずに
教えてよ


嫌だ
あいつのことは
しばらく忘れていたい


チェヨンはそう言うと
もう一度ウンスに
深く口づけた


辺りが西日に包まれて
夜が近づいている


*******


『今日よりも明日もっと』
誰に認められるより
愛する人の
お疲れさまの笑顔がいい



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


いつのタイミングで
大護軍(テホグン)から
上護軍(サンホグン)に
昇進させようかと
少し前から考えていました

でも慣れ親しんだ
テホグンじゃなくなるのは
ちょっと寂しいかも?と
祝賀の儀の功績では見送り
(;^_^A
やっぱり文官としても
密命に力を発揮した
このタイミングかな?
と サンホグンに
昇進を決めました (〃∇〃)

チュンソクは中郎将から
位は 護軍(ホグン)に・・・
でもウダルチ隊長に在任の
まんまでする

両家とも
今夜は昇進のご褒美三昧?
ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ




お話はフィクションなもので
史実とは関係ありませぬ〜
ご了承下さいませ m(_ _ )m



にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
にほんブログ村