さて
そろそろ行くとするか
本堂で和尚と話をしていた
チェヨンがウンスから
タンを受け取り抱っこした
いい顔をしておる
お前も赤ん坊も
和尚が笑って言って
和尚が笑って言って
ウンスが微笑んだ
和尚に見送られ
ケナリが鮮やかな寺を
後にして
輿はまたもと来た道を行く
輿の中で言葉少ない
チェヨンの手に
ウンスが手を重ねた
小さなタンの手が
ウンスの手に重なる
メヒさんにも
報告出来た?
ああ
そ
ウンスは何も聞かなかった
ちょっとの間
二人のもとを離れたのは
きっと近くにある
メヒの墓に参るためだと
ウンスは思った
妹みたいに可愛がっていたと
愛したのはイムジャだけだと
そう言ってくれたいつかの
チェヨンの言葉を思い出す
どんな言葉を交わしたのだろう
でもそれは知らなくていい
そう思った
メヒさん
私は今
チェヨンとタンと三人で
毎日しっかり生きてるわ
見ていてね
ウンスは心の中で
手を合わせた
和尚に見送られ
ケナリが鮮やかな寺を
後にして
輿はまたもと来た道を行く
輿の中で言葉少ない
チェヨンの手に
ウンスが手を重ねた
小さなタンの手が
ウンスの手に重なる
メヒさんにも
報告出来た?
ああ
そ
ウンスは何も聞かなかった
ちょっとの間
二人のもとを離れたのは
きっと近くにある
メヒの墓に参るためだと
ウンスは思った
妹みたいに可愛がっていたと
愛したのはイムジャだけだと
そう言ってくれたいつかの
チェヨンの言葉を思い出す
どんな言葉を交わしたのだろう
でもそれは知らなくていい
そう思った
メヒさん
私は今
チェヨンとタンと三人で
毎日しっかり生きてるわ
見ていてね
ウンスは心の中で
手を合わせた
抱っこしたタンを
あやしながら
チェヨンがウンスに言った
チェヨンがウンスに言った
イムジャ
昼飯がてら マンボの処に
寄るとするか?
うん それがいいわ
そうしましょう
うふふ マンボ兄妹は
タンに会うのは初めてよね
そうだな
あ~ あ~
タンがウンスを見て
話しかける
あら なあに?タン
お乳の時間かな?
そうね 輿の中で
あげた方がいいかな
スリバンのお店でって訳にも
いかないか~
あ 当たり前だ!
早うここで 飲ませろ
そうね 輿の中で
あげた方がいいかな
スリバンのお店でって訳にも
いかないか~
あ 当たり前だ!
早うここで 飲ませろ
胸があらわになる様を
思い浮かべて
チェヨンが慌てた
いかん!決してならん!
タンは早くウンスの膝に
戻りたくて
ジタバタジタバタ
手を伸ばそうとしている
待って タン
今すぐ
ウンスは衣の紐を緩め
胸元を広げた
チェヨンの目の前に
ぽろんと出てきた
たわわな胸
おいで タン
ウンスが手を伸ばし
タンを受け取ろうとすると
先にチェヨンの顔が
近づいてくる
だめよ
今はタンの食料
ちっとした顔でタンを
見たチェヨン
けっとした顔つきで
ちろりと見返すタン
うふふ
しょうがない父上だこと
ヨンは
夜まで我慢でしょう?
その言い方にさえ
色香が漂う
ウンスから乳を貰い
ごくごく飲む息子を
羨ましそうな目で
チェヨンは見ていた
タンは乳を含みながら
くうくうと寝てしまい
時折手のひらで
ウンスの胸を掴んでいる
イムジャを占領されたな
チェヨンがタンを見た
そうね
チェヨンはウンスの肩に
腕を回して
ウンスを胸に抱いた
小さいのに
俺に勝つとは
うふふ
かわいい寝顔を
チェヨンとウンスは
覗き込んだ
いい面構えよ
父親に似て
意志の強そうな口元は
母親譲りだ
そお?
どんな大人になるのかしらね
ああ
お父様やお母様が
見守ってくれるわ
それにイムジャの父上
母上もな
あら
うちはまだ生きてるわよ
そうだが
会えぬゆえ
せめて気持ちだけでも
そばにな
うん
果てしなく遠い
天界を思い
優しいチェヨンの言葉に
ウンスの目が涙で曇る
チェヨンの唇が
ウンスの目元をそっと拭った
くすぐったいわ
ウンスは恥ずかしそうに
チェヨンに言った
チェヨンの唇が
ウンスの唇を探し
やがてゆっくり重なる
いつの間にか
タンは乳を離し
熟睡したようにくったりと
ウンスの腕の中
胸元がはだけたままの
ウンスの胸をぺろりと
なめてから
チェヨンが言った
イムジャは
返してもらうぞ タン
輿は賑やかな市中を抜け
マンボ兄妹の店に
着こうとしていた
春の陽気が眠気をさそう
穏やかな昼間だった
********
『今日よりも明日もっと』
子どもみたいなあなたに
つい頬が緩む
そう言うところも
大好きよ
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
今日は彼岸の入りです
タンを会わせてあげたいと
ずっと思っていた
チェ家のお墓に
やっとお参りできました
そしてなんとか
マンボの店に辿り着きました
また
おつきあいくださいませ