支度部屋でウンスは
出仕の準備をしていた
映りの悪い鏡越しに
部屋に入ってきた
チェヨンが見えた
ふわぁ~と
大きく口を開けて
あくびをしている
目をこすりながら
まだ眠たそうな顔
あどけない
男の子みたいな
その素の表情に
胸がきゅんとなる
胸に抱きしめて
よしよしと
したくなるような
そんな気がした
ここにおったのか
ヘジャが探しておるぞ
朝飯がどうとか
あら 大変
今日は一緒に作るって
言ってあったの
そうか 朝飯は
イムジャが作るのか
うん
旦那様のために腕に
よりをかけなくちゃ
ふふっ
昨夜は
ふたりでじゃれあって
何かを埋めるように
抱きしめあって
互いの存在に安心して
そうして眠りについた
チェヨンが後から
ウンスを抱き寄せる
みぃ おはよう
今日も
良い子でいるのだぞ
膨らんだ腹を撫でている
少し寝癖の優しい笑顔
大護軍のこんな姿
皆が見たら 驚くわ
誰もが恐れる高麗の
守神なのに
ウンスが愛しそうに
笑った
よいのだ
イムジャには
どんな俺を見られても
チェヨンが呟く
ウンスはくるりと
チェヨンに向き直り
ヨン ありがと
あいしてくれて
唇を求めるように
チェヨンの首に
手を回した
合わせた唇の上で
チェヨンが言った
そうであった
アンジェからの言付け
そう聞いてウンスの
唇が ぱっと離れて
チェヨンの次の言葉を待つ
名残惜しいチェヨンは
拗ねたような口調で言う
早急に離れずとも・・・
だって 伝言
聞きたいんだもの
ウネさんなんだって?
ああ それを伝えに
昨日 典医寺に寄ったのに
すっかり 忘れておった
だ か ら
もったいぶらずに
なんなのよ
ウンスが急かすのを
わざとのらりくらりと
かわしながら
にやりと笑って言った
今宵 屋敷に遊びに
来たいそうだ
話があるとか
え? ほんと?
もう どうして早く
教えてくれないのよ
今日は仕事 早く上がろう
夕飯どうしようか?
将軍も一緒なの?
はしゃいだような
声で聞く
さて どうかな
ウネ一人と思うが・・・
イムジャ
俺はちゃんと伝えたぞ
ウンスの顔をじっと見て
その顎を掴むと
くいっと上を向かせた
また再び 唇を近づける
だめよ
朝ご飯作りにいかなきゃ
ヘジャが探しにくるわ
かまわぬ 探させておけ
あれでは足りぬ
いまいちど・・・
チェヨンが
ウンスを抱きしめる
ウンスの力が抜けていった
瑞々しい青葉が風に揺れ
中庭の花の香りが
運ばれて来る
きらきらとした朝の光が
部屋の中に
降り注いでいた
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『今日よりも明日もっと』
寄り添って 慈しみ
夫婦として 時を重ねる
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
ウネ登場
ガールズトーク炸裂か?
お楽しみに・・・
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