ぱんだ堂では、メルマガやアドバイスメールで『食べるとよい命の食材』や、『快運食』のレシピをお送りしています。
いつも試してくださるお客様のご感想をご紹介します。
試してみたいけど、お料理が苦手で勇気が出ない方も、得意でいつも作ってくださっている方も、ぜひお読みください。
小豆と南瓜のお粥
メルマガ9月のぱんだ飯。レシピを見ながら「小豆・・・南瓜・・・てっ、手羽先?!」と素人は相変わらずの組み合わせにうろたえた。
今月の個人的なテーマは「丁寧に」「おいしく作るという固い決意と選手宣誓」だった。この手羽先は以前の快運食の時から、毎度水洗いの段階が雑な気がしていたので、今回は意識して丁寧に洗い、下茹でに取り組んでみた。おいしい出汁を丁寧にとるんだい!ところがこっちが気になるとあっちを忘れる性質があるので、準備万端だと思っていたのに、小豆を水につけておくのをすっかり忘れていたよ。おかげで何度か水をつぎ足しで茹で続け、やっとこさ柔らかくなった。
小豆はともかく(結果、柔らかくなったので無問題)、今回の調理工程、とてもスムーズに進んでいる。サポートしてくれるみんなー!ご先祖様―!見てるー?
あたし・・・あたし、やれてるよー!声援ありがとー!
しかーし!そうは問屋が卸さなかった・・・。
米だよ、米!もちろん水に浸してたさ、ザルにあけて水気もきってたさ。
「鍋に入れる」っていうんだもの。炊飯器じゃなくて?鍋で?昔の窯で炊くみたいなもんですか(涙)?それはもう會津屋さん案件じゃないんですか(号泣)!初めちょろちょろ中ぱっぱのやつでしょう?赤子泣いても蓋とるなのやつでしょう?いませんよ、うちに赤子は(泣き崩れる)!
何度も読んでいるレシピで、読み飛ばしている部分に調理中に毎回気づいてビビる。これを何度も繰り返している!私の目は節穴か!たるんどる!けしからん!
とはいえ、運命を共にする食材、調味料たちがあたしを待っている。こんなことでつまいづいてたまるか、やってやるさ!中ぱっぱもわからんし、赤子もおらんが、やってやるさー!
プロレスの小橋がラリアットに行く前にやる、拳を握りしめて、んー!ってムーブを儀式のように行い、私は鍋と米に向き合った。
そもそも出汁の量と米の分量はこれでいいのか?8割ほど炊けてきたら?8割?どうやってわかるの?
社訓のように「丁寧!丁寧!」と言ってきたあたしは、ここで白目をむき「ええい、ままよ」とつぶやいた。
うつろな目で鍋を見やる。なんとなく、なんとなくでレシピ通りに進め(ているのか)、味見をしたら、なんとまあ、ちょうどよいではないか!絶妙とはこのこと!自信を取り戻したあたしは再びステージに立った(ような気分だった)。
ああ、ワクワクがとまらない。
できた、できたよ。
お察しの通り、お供えするときに「まあ、鍋で炊いたんですけどね。まあ上手にできたみたいでー、初めてやったんですけどー、目分量だったんですけどー、なんかちょうどよかったみたいで。ええ、まあ、やるときはやるぜって感じでやりましたよねー、まあ、美味しく作るって決めてましたから、はい。米粒の感じとか出汁の旨さとか、まあ上手にできたんじゃないでしょうかねー(早く食べてあたしを褒めてー!)」と勝利者インタビューの一方的にしゃべる版でひとしきり自慢した。
そして、汗と涙の今回の快運食も、なんだかんだ無事にいただいた。レシピにあった通り、いろいろ手間がかかったけど、今回もたくさんのドラマがあったけど、その分じーんが果てしなかった。美味しい。出汁もいい。ひとつひとつが全部美味しい。まとまって美味しい。もうほんと、みんないい子だった(涙)。三つ葉や焼きのり、針しょうがもアクセントというにはもったいないくらいのハーモニーを奏でている。めちゃめちゃ美味しい。体が喜んでいる。身体の組織的にも喜んでいるだろうし、ひとつひとつの細胞的にも「ああ、この人は、やっとこういうことをするようになったのだな」と感動に打ち震えていただろう。
ああ、いい秋だ。
そういえば、針しょうがを用意しているときに気づいたのだが、しょうがを切っていたあたしのシルエットは、猫が「フーッ」って怒った時のそれとそっくりだった。
そして小豆の煮汁が体にいいとかなんとか言ってなかったっけとか思い出して、そのまま飲んでみた。梅干しババアみたいな表情になった。味付けしたらよかった。悔恨。
メモ:今度作るとしたら、酢豚の素揚げ野菜はちょっと大きく切って、揚げ時間を前回より短くしてみよう。お粥の南瓜はもっと柔らかくしてみよう。
ー事務局よりー
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