9年ぶりの再会
今年も完熟梅の収穫の時期がやってきた。
完熟梅と言えば、梅干し。
わが家は、18年前の梅干しを保存している。
妻が人生の最後に漬けた梅干しだ。
残り少なくなったが、妻の供養に訪れた人に出すことがある。
2年前、わが家を訪れた俳優の芦田愛菜さんにも食べてもらった。
愛菜さんと娘は同世代。9年ぶりの再会だった。
初めて会ったのは、日本テレビのスタジオ。
僕たち家族の本「はなちゃんのみそ汁」が、日本テレビでドラマ化されたときだった。
当時はお互い小学生。娘の役を愛菜さんが演じた。
久しぶりに会った2人は、食事をしながら、それぞれの近況を報告。一緒にダンスをしたり、プレゼント交換したことなどを振り返り、再会を喜びあった。
マネージャーが、帰る時間になったことを愛菜さんに伝えたときだった。
「ちょっと待って。これだけは、全部食べなきゃ」
愛菜さんは、そう言って、小皿に残った梅干しを箸で持ち上げた。
僕が「無理しないでくださいね」と声をかけると、
「大丈夫です。お母さまが漬けられた大切な梅干しです。残さず、全部いただきます」
そして、梅を丸ごと口に運んだ。
次の瞬間、顔をくしゃくしゃにして「酸っぱ〜い」。
3人で大笑い。
愛菜さんのやさしさと気遣いが身に染みた。
妻もきっと、喜んでいただろう。
妻が18年前に漬けた梅干し
妻のレシピを参考に梅の天日干しをする娘(2015年8月11日)
以下は、妻がブログに書いた梅仕事の手順。形見として置いておきます。興味のある方はご参考に。
梅仕事(2008年5月27日)
ベランダで朝日を浴びました。
今日は、吐かないぞと誓いつつ。
日々、回復していると信じて前へ進むのだ。
さて。
風の便りによれば、小梅ちゃんが、そろそろ店頭に並び始めたようですね。
うずうず。
うずうず。
先日、天神(福岡の繁華街)に張り切って出かけたはいいけれど、
3歩ほど外を歩いただけでふらふらになり、
さっさとタクシーで家まで護送されたわたくし。
楽譜を買いにヤマハに行きたかったのに、
ヤマハが入っているビルまでの500メートルさえ、歩くことができませんでした。
ひゅるる~
情けない。
デパートはおろか、スーパーチェックさえ、まだできとりませんが。
梅は、私の薬のようなもの。
梅干し作りは、毎年恒例になりつつありました。
しかし・・・
今年は・・・
び、微妙な感じになっております。
ぜひとも作りたい。
しかし、体調見ながらという究極の選択になりそうです。
そんな中、
東京の都心に住んでいらっしゃる素敵なお姉さん。
はい、お姉さんです。
同じ年のはずなのに、どこをどう間違ったらこうなるんだ?
というイケテナイ私。
モデルさんのような人だと思っていたら、ほんとにモデルさんだったというオチつきで。
そんな彼女から、一昨日、電話がかかってきました。
「梅干し作ろうと思ってるんだけどね~」と、いくつかの質問。
ちなみに彼女は、東京のど真ん中に住んでいる独身女性です。
都会に住むモデルさんでも、梅干しば作る時代ばーい。
都会のレディにゃ、負けられんばい。
九州のレディたちよ。
イケテル女性ば、目指しましょう。
私のかわりに、今年から梅干しば、作ってみらんね?
自分で作った梅干しは格別ばい。
しかも、超簡単やけん。
さ、レッツ、トライ。
・・・
わが家の梅干しは、
ホームセンターで売っている700円くらいの8リットル(梅酒作りの瓶の一番大きいサイズのもの)の瓶で作ります。
同じくホームセンターで買った800円くらいの盆ザル(網付きがベスト)で干します。
梅は無農薬のものが手に入れば買います。
無農薬だと、キロ600円~800円くらいからかな。
そうでないものは、安いところではキロ300円くらいからあります。
よ~く洗えば、よかとです。
気になさるな。
農薬かかってようが何しようが、自分の手で作るもの以上の薬は、なかです。
わたしなんて、顔に、
「なんかちょーだい。梅もちょーだい」って書いてあるから、
去年は25キロももらってしまって漬けました。
わたしを見習ってください。
忘れないように、今年もちょーだいと書いておかなくちゃ。
もらいっぱなしじゃなかですよ。
漬けた梅干しは、還元しとりますから。
還元し忘れることも多々ありますが^^;
それと、良い塩さえあれば準備OK。
梅酢が上がってきたら、もみ紫蘇もお忘れなく。
自分でもむのがしゃーしい(めんどうくさい)人は、もみ紫蘇も売ってます。
後は、お天道様にお任せです。
白梅干しでもよかとでしょうけれど、やっぱり、赤い梅干しが好きです。








