まだ見ぬ孫のために
娘は絵本が大好きだった。
妻が他界した後、妻がいつもしていたように、僕は毎晩、娘に絵本の読み聞かせをした。
読み終わると、
娘は必ず「もう1回」とリクエスト。
2度目の読み聞かせが終わると、
また催促される。
エンドレスだった。
夜は、へとへとだったから。
こっちが寝落ちしてしまうことは、
しょっちゅう。
子育ては体力勝負だった。
中でも、娘が好んだ絵本は、
故・谷川俊太郎さんの「もこ もこもこ」。
ページが破れてしまうほど、
自分で何度も読み返していた。
手垢がつき、ぼろぼろになった絵本だけど。
まだ見ぬ孫に残しておこうと思う。
読み聞かせをしてあげる日が待ち遠しい。
「もう一回」って、言ってくれるかな。
じいちゃんは、3回が限度だな。
谷川俊太郎さんのサイン
妻が複数冊買い込んでいた絵本。きっと誰かにプレゼントするつもりだったのだろう
幼かった頃の娘に、
読み書きを教えた記憶がない。
だが、小学校に入学する前には、文字をすらすらと書けるようになっていた。
絵本のある暮らしが、言語能力の向上ほか、心の安定、豊かな感情表現や想像力を身につけさせ、集中力の維持にも役立ったように思う。
読書を習慣化させてくれた妻のおかげだ。
こちらは妻の過去ブログ。
あんじるせん(2008年5月17日)
ソファでうとうとしていたら、
夢の中で何か呪文のようなものがかすかに聞こえてきた。
うとうとしながら耳を澄ますと、
「あんじるせん
あんじるせん
あんじるせん
あんじるせん・・」
ムスメの声だった。
昼寝してしまった母を起こすのは無理だとあきらめたらしい。
ひとり、絵本を読んでいた。
絵本の表紙を見たら、
「アンデルセン名作集」と書いてありました。
表紙タイトルを何度も繰り返し読んでいたようだ。
目が覚めたから、これから、人魚姫を読んであげます。
あんじるせん・・
絵本のイベントで、着ぐるみに抱かれてうれしそうな娘(2007年6月9日)
全部名作です↓
おまけ↓











