亡き妻の子育てをお手本に

 

妻を亡くして、2年ほどが過ぎたころだっただろうか。晩ごはんを食べていると、小学生の娘がぽつりとつぶやいた。

 

「このごろパパは、はなに厳しくなったよね。前のパパはやさしかったのに」

 

妻のブログ「我慢の子?」を読んで、そんな日常のひとコマを思い出した。


妻が生きていたころは、夫婦で子育ての役割分担ができていた。

葬儀の翌日から、それを1人で担うようになった。

当時の娘は、急に厳しくなったパパに戸惑っていたのかもしれない。

 

 

我慢の子?(2008年4月24日)※一部抜粋

 

私は、こう見えて、ムスメにはとっても厳しい方。

 

だから、ムスメは、完全なるパパっ子でござるよ。

 

何度か書いていますが、死ぬ準備はしないつもり。

 

でも、いつ、どこで、誰がどうなるかなんてわからない、ということを、

病気を通して学んできましたので、心の準備だけはしているつもりです。

 

なので、いつどこで自分がいなくなっても大丈夫なように、

ムスメには、自分でできることは自分でさせていますし、

他にも、できることは何でも自分でさせようと思っています。

 

裏返しで服を脱いだら、裏返しで彼女のところに戻し、自分でやり直させます。

保育園の準備は、一切手伝いしません。

家事の手伝いも、できる限りさせます。

 

ムスメが、ひとりでも強くたくましく生きていけるように。

 

今は、ママのこと厳しいと思っているかもしれないけれど、いつの日かムスメが独り立ちしたときに、ひとりできちんと生きていけるように、その手助けだけはしてあげたい。

 

 

カトリック大名町教会で営まれた妻千恵の葬儀(2008年7月14日)

 

 

妻の子育てを手本にしながら、娘と暮らした17年。

もう、そろそろ「前のパパ」に戻ってもいいよね。