もし大地震が来たら、




私は、たくさんの、紙の束を抱えて走ります。


 紙の束・・・札束・・・?   


     いいえ。



     ブツ  です。








     手帳 です。


               

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(詰め込み過ぎて、箱がこわれてしまいました)







いちばん長く使い続けたのは、Plusのビジネスメイトという、シンプルな手帳でした。



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20年以上前、小さな文具店にふらりと立ち寄ったら、

ガラスのショウケースの上にポンと置かれていたのが、お付き合いの始まりでした。

おそらくは、だれかに手に取られ、ぱらぱらめくられた揚句、

あまりにもそっけない外見と内容にあきれられ、ウインドウの上に放り出された

・・・そんなかんじでした。




捨てる神あれば、拾う神あり。

私は彼にひとめぼれ。

ビジネスメイトは、私の大切なパートナーとなりました。


それからえんえん十数年間、


年末が近付くと、毎年早々と買い求め、肌身離さず持ち歩き、

仕事のことはもちろん、

結婚後、会議などで、子供に静かにしてほしい時は、

機関車トーマスにアンパンマン、バイキンマンにドキンちゃんなど書き散らして気をそらせ、

子供が中に落書きしても、静かにさえしてくれれば、目くじら立てず、

子育てさえ協力してもらった、心強い助っ人となりました。


彼には、書いても書いてもまだまだ余地がある、大きな包容力がありました。




ランダムに引き抜いて、ぱらぱらめくってみると・・・

これは、ある小さな島に赴任した頃のもの。

字もランダムで、はずかしい(T_T)


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用事で近くの島へ渡るフェリーに乗ったとき、

船のデッキの見取り図や、船長さんのアナウンスまでメモしておいたものです。



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くどいようですが、

字がきたないのは、船が揺れたせいです(^-^)


他の人にはどうあれ、自分の過去をのぞくのは、なかなかおもしろい。



毎年静かにおつきあい願っていたビジネスメイトでしたが、



別れは突然やってきました。


手帳ブームが始まり、カラフル、個性的、高級感ある手帳が氾濫し始め、

地味なビジネスメイトは、廃番に追い込まれました。

お別れの言葉も予告もなく、彼!は去っていきました。

おかげで私は毎年手帳選びに翻弄され、遍歴を重ねることとなりました。



たかが手帳一冊と思いつつ、今年もあれこれ迷っています。







      >>>>>>>>お ま け<<<<<<<<<


子育て期、並行して使ったのがこの二冊。


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保育園の先生に、二人の息子の家での様子を伝えるため、

毎日書いて、お渡ししました。

おさるは、長男。かえるは、二男。

このころに戻れたらなあ・・・



あの頃は、「かあさん、命!」

だったけど


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                         次回は、手帳術の本を紹介します。