○惑星Xかと思われた冥王星は摂動源としては小さすぎる


20世紀初頭にパーシヴァル・ロークエルが、アリゾナ州フラッグスタッフにローウェル天文台を建設して夜空を探索し始め、ユルパン・ルグエリエが1846年に予測した海王星の摂動源を見つけようとした。


ローウェル自身の惑星Ⅹの探索は失敗に終わったが、その死後14年たった後に、ローウエルの助手のクライド・トンボーが1930年に冥王星を発見した。


冥王星は即座に2つの栄誉を得ることとなった。


地球の月のほうが1・5倍も大きいというのに、冥王星は惑星として分類され、さらには海王星の摂動源とも認定されたのだ。


ほんの短期間ではあったが、トンボーは、とらえどころのない惑星Ⅹの発見者となったのだ。


ここで、数学者が数字をはじき出し始めた。


計算の結果が出ると、冥王星は、海王星の軌道上の摂動源としては小さすぎることが判明した。


惑星Ⅹの地位もこれまで。


さらに悪いことに、冥王星は最近「惑星」から「準惑星」へと格下げになり、ハリウッド映画界と同じく天文学においても名声ははかないことが証明される結果となった。


そうなると、1846年に始まったユルパン・ルヴユリエの惑星Ⅹ探索へと再び戻ることになる。


というのも、ルヴエリエの理論に対する満足な反論は今日に至るまで出ていないからだ。


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