ブロ友さんの要望で記事にします。
 
2011年9月23日、ヨーロッパ合同原子核研究機関(CERN)が、衝撃的な実験結果を発表しました。
 
OPERA実験(元々、ニュートリノ振動に関する実験)において、ニュートリノが光速より1億分の6秒速いという実験報告でした。(図-1参照)
 
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CERN研究所の加速器では、原子核や電子などを亜光速まで加速し、標的に
ぶつけて様々な原子核反応、素粒子(ニュートリノ等)反応を調べていました。
 
ニュートリノは、電気を帯びていない中性で、これまで3種類の存在が知られていま
す。今回の実験の主役ニュートリノは、ミュー・ニュートリノという素粒子でした。
 
解析に使ったニュートリノ反応は、3年分のデータで、計1万6,000個にのぼる。
光速は秒速約30万キロメートル(正確には、299792.458km/s)であるが、
今回の実験で、ニュートリノと光速の差は、光速のわずか0.0025%であった。
 
実験結果の検証には、測定結果の誤差を考慮しなければならない。誤差は、
 ① 距離:GPS(全地球測位システム)=約20cm
 ② 時間:原子時計=1ナノ秒(10億分の1秒)
で、最終的なニュートリノの飛行時間の精度は、誤差10ナノ秒(1億分の1秒)以下
だったという。
 
この実験結果は、これまで現代物理学の土台ともいえるアルバート・アインシュタインが唱えた「相対性理論;光速が宇宙の最大速度」をくつがえす結果となった。
 
一方で、過去、私たちのいる「天の川銀河」のとなりの小さな銀河(大マゼラン雲)で
起きた『超新星1987A』爆発の観測結果がある。(図-2参照)
 
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この観測結果では、1987年、観測装置「カミオカンデ」(岐阜県の神岡鉱山地下)
において、約16万年かけて地球に到達したニュートリノが確認された。
 
もし、ニュートリノの速度が光速より1億分の6秒速いとしたら、超新星の輝きを確認
(望遠鏡で光を観察)された時点より、約4年前にニュートリノが到達する計算となる
が、この観測では、超新星の輝きとニュートリノの検出は、ほぼ同時だった。
 
今回のOPERA実験の結果は、今後ニュートリノの発生間隔を変えての再検証実験
が計画されている。実験結果を説明する理論は今のところ不自然な理論ばかりの
ようである。
 
引用書籍;Newton2011年12月号