日蓮宗 上行寺の副住職をしております遠山玄秀です。
6月10日に大阪ミナミで起こった通り魔事件。
まずもって、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
そんな中で、フェイスブックで友達がこのことを話題にしておりました。
刑を終えた人たちは、仕事を見つけるのにも、住むところを見つけるのも大変苦労する。
なので、更正の道はおろか社会で生きていくのも極めて厳しい。
なので難しいことだが、一度罪を犯した人間を更生させるためには社会の理解や努力が必要である。
そして刑務所を出た後、彼らが再犯をしないような社会づくりを考えない限り、このような犯罪はまた起きる。
その通りだと思います。
誰にでも間違いはあります。
それをきちんと許せる社会。そして受け入れられる社会が必要だと思います。
先ほど、保護司をしている住職とこの事件のこと話しました。
そこで知ったのですが。。。
この再犯を犯した方は刑期を満期で出てきたという報道があります。
満期で出てくると、保護観察処分にならない。。
私はこのことを知りませんでした。
てっきり、刑期を終えた方はみなさん保護観察処分を受けて社会復帰するものだと思っておりました。
では、満期で出てきた方はどうなるか。。
本人の希望があれば、更生保護施設を利用することができるそうです。
本人の希望がなければ。。。いきなり社会復帰となるそうです。
(住職の話なので、違っているところがあるかもしれませんが。。)
正直びっくりしました。
実社会から離れていた人が、いきなり一人で社会復帰できるのでしょうか?
NHKのニュース読みました。
いきなり放り出されて、頼る人もいない、お金もない、住むところもない。
何もしたくない。死にたい。そう思ってしまう気持ちもわかります。
だからといって人を殺めていいということにはもちろんなりません。
今回の再犯を犯した方がどうだったのかわかりません。
けれども、制度として社会復帰できるものがあってもいいのでは?と思いました。
人は一人で生きているように思ってしまいますが、物理的にも精神的にも一人では絶対に生きていけません。
地域コミュニティが崩壊しつつある社会、無縁社会ということばが流行語大賞担ってしまう社会。
今一度、社会でしっかり考える必要があるのではないでしょうか?
いのちというのは本当に尊いものです。
いのちの大切さ、僧侶としてしっかりと伝えて行きたいと思います。。
∞遠山玄秀∞