はあとふるアドバイザーの麻野祐香です。
このお話は
たくさんのカウンセリングや
相談をもとにして
私が書いたフィクションです。
モラハラがどんなものかわかりやすいと
楽しみにしてくださる方が多くて驚いています。
毎日更新したいのですが
たまに時間がなくて更新できない日もあると思いますが
温かい目で見てくださいませ。
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初めての妊娠出産
そしてモラハラ
主人は私の仕事場の近所の雑貨屋さんのオーナー。
そのお店は系列店の一つで
他にも何店舗も経営していることを
結婚式の招待客をリストアップしている時に知りました。
思っていたよりも彼がお金持ちだったことが嬉しくて
この人と結婚するためなら
どんな困難も乗り越えられると心に誓いました。
彼が豹変することも
何人もの従業員を雇っているので
心労もストレスも人一倍多いんだ。
だからすぐに怒ったり
言葉が乱暴になったりもする。
でも
しばらくすると優しい彼に戻るから
それまで待てばいいんだ。
そう信じていました。
私たちは、すぐに子供を授かりました。
主人は妊娠を知った時は大喜びしてくれ
大切に扱ってくれました。
でも妊娠期間がすすむにつれ
妊婦の私が歩くのが遅いことも
つわりでご飯を作れないことも
匂いに敏感なことも
怒りの対象になりました。
優しい時はいいんです。
でも
何かをきっかけに変わる機嫌
わたしは
ジキルとハイドと彼の変化を呼んでいたのですが
後から知った
「モラルハラスメント」という言葉で
彼の機嫌の変化の激しさ、すべてを納得しました。
いつもは思いやりいっぱいで
私が転ばないように支えてくれていたのに
モラハラの時期には
「トロトロ歩いてんじゃねーよ」
と怒鳴られ
つわりで悪阻が襲ってくると
「こっちまで気持ちが悪くなるからあっちに行け」
と言われました。
主人はヘビースモーカーだったので
私が妊娠していてもタバコをやめようともしません。
車という密室の中でも
妊婦が乗っているのに平然と横でタバコを吸っていました。
さすがに私も
「赤ちゃんに悪い影響があるから車内のタバコはやめて」
とお願いしましたが
「俺がタバコ吸わないと気持ちが塞ぐんだよ。
俺とまだ生まれてない赤ん坊とどっちが大事なんだ!
俺様だろ!」
と怒鳴られ何も言えなくなってしまいました。
でも
優しい時は本当に優しいのです。
「大丈夫か?」
「いつも気持ち悪くてかわいそうだよね」
「食べたいものがあったら買ってくるよ」
そんな言葉や優しい態度をしてもらうと
怒鳴られたことも、
「あの時は機嫌が悪かっただけ」
「本当は優しい人」
そう心から信じてしまうのです。
初めての出産だったので
陣痛が36時間かかりました。
その間彼もつきっきりで
ずっと腰をさすってくれ
喉が渇いたと言えばジュースを飲ませてくれる
病院でも優しいご主人と評判でした。
初めて生まれたばかりの息子を抱いた彼は
涙を流して喜んでいました。
「この人の子供を産めてよかった」
と私も幸せに満ち溢れていました。
退院して家に帰ってから3日たったある日。
朝から頭が痛いという主人。
その時から嫌な予感はありました。
数ヶ月前に
主人はミヤマクワガタを飼いたいと購入してきましたが
購入しただけで満足し
それから一切興味がなくなりました。
生き物なのでほっとくわけにもいかず
霧吹きで水をあげたり
昆虫ゼリーなどのお世話を私がしていました。
主人はクワガタの飼育箱が
ベランダにあることも忘れているはずです。
クワガタの箱の中に小さな虫がたくさん発生したので
ペットショップで対処法を聞きましたが
「どうしても小さな虫は発生するので、気になる時は
このハエ採り紙を使って下さい」と言われ
ベランダで飼育してる分にはまあいいかなと
その小さな虫のことは、割り切ることにしました。
何を思いついたのか
主人は突然クワガタの飼育箱を家の中に入れ
「こんな外に出したらしんじゃうだろうが」
と、リビングの真ん中においていきなり蓋を開けたのです。
箱の中にいた小さな虫は
一斉に部屋の中に飛び出して行き
部屋中を飛び回っています。
小さな虫がとびたしたことに驚き
「やめてよ。外にいたって元気なんだから」
と私が言うと
「てめえこのヒステリー女!俺のやり方に文句つけるな」
「今まで世話してたの私だし、ベランダでも元気に生きてるから」
「このヒステリー!死ねばいいのに」
と私に言いました。
「死ねばいいのに」
そんな言葉を言われたのは生まれて初めてなので
身体中が震え上がりました。
驚きで何も言えない私に向かって
主人はまだ
「くそばばあ」
「糞女」
ずっといい続けているのです。
主人は主人で
自分が部屋の中でクワガタの箱を開けたことで
小さな虫が部屋中に飛び回るという失態をしたことを
認めたくないし謝りたくもないので
私に対しての暴言で
自分のしたことをなかったことにしようと
していたのでしょう。
私はまだモラハラの頭の中がわかっていなかったので
また仕事の疲れだわ
気にしないようにしよう
そう考えましたが
主人の言葉は頭の中に入ってしまいます。
子供にミルクをあげる時間になっので
気を取り直し
赤ちゃんのお世話をしていました。
今まで冷たい態度は取られていた
でも
こんな風に
死ねばいいのに とか
クソ女
くそばばあ 何て言われるのは初めてだったので
心臓が飛び出してしまいそうな鼓動と
手の震えは止まらずに
頭の中はバニック状態でした。
旦那は
「はん!」
と嫌なため息を私に言い続け
そして
「家にいても落ち着かねー」
と
行き先も告げずに出て行きました。
私は主人がいなくなったことで
少し気を取り直せましたが
赤ちゃんを抱きしめながら
涙が止まらなくなりました。
つづく
⭐⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
モラ夫から
暴言を初めて言われた時
あなたはどう思いましたか?
だいたいの方が
何を言われたのかわからない
なぜそんなことを言うのかわからない
と
ショックを受けつつも
その現実を受け止められないでいました。
その暴言も
その無視も
モラハラだとわかることで
モラ夫がパターン化しているので
慌てることはないとわかりますが
最初は何が何だかわからないので
みなさん
心の持ち方もわかりませんよね。
だいたいにおいて
モラハラはパターンが決まっています。
モラハラ時期があって
優しいハネムーン時期に変化していきます。
暴言も無視も
その時は本当に傷つきますが
この人は記憶喪失か?と思うくらいに
自分のやったことを忘れて
平然と優しい夫になることができるのです。
この後どんな展開にしていけばいいか
どんなことを書いたほうがいいか
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